これからの医院経営を左右する超重要課題@歯科

これからの医院経営を左右する超重要課題@歯科

こんにちは、
株式会社デントランス代表
歯科医師の黒飛です。
 
 
本日は、兵庫県で2医院を経営する
歯科医院の院長のコンサルティングです。
 
この先生は
大型歯科医院を2つ経営されており、
チェア台数合計20台。
 
そこで働く勤務医は、大学のつながりで
確保できますが、衛生士不足に
何年も悩まされている先生です。
 
本日のブログの内容は
その解決策になるかも知れません。
 
 
先日、
 
一般社団法人クオキャリア・ビューが
歯科衛生士学生を支援する
給付型奨学金制度「クオキャリア奨学金」
の2019年度奨学生募集を開始した
 
という記事を読みました。
 
経済的な理由に阻まれることなく、
歯科衛生士という将来ある職業に
就いて欲しいという想いから
6年前に設立された本奨学金だそうです。
 
 
以降、現在までに
88名の歯科衛生士学生に
経済支援を行ってきています。
 
貸与型の奨学金ではなく
返還の必要のない給付型となっていること
 
また就職に関する制限もないことなどから
人気のようです。
 
また、昨年から奨学金の資金調達にあたり
クラウドファンディングを活用して
約180万円を集めたそうです。
 
この活動自体には賛否両論あるでしょうが
衛生士を志す優秀な学生が集まることは
望ましいことです。
 
 
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衛生士の採用は超重要課題
 
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歯科医療の中心が治療から
予防へとシフトする流れになっています。
 
このため、歯科医院経営者にとって、
予防処置を担う歯科衛生士の採用や育成
モチベーション管理などが
経営を左右する重要な課題となっています。
 
しかし、予防歯科を担う衛生士には、
予防処置の知識は無論ですが
患者を動かすためのコミュニケーションや
コンサルティングの能力も求められます。
 
ですから、予防処置を任せられる
優秀な衛生士は引く手あまたです。
 
それでなくても、毎年
歯科衛生士養成学校には卒業生数の
約20倍もの求人が寄せられており
 
歯科医院側にとってみれば、
採用が非常に困難な状況となっています。
 
 
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衛生士採用にあたっての注意点
 
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このため、何とか衛生士を採用しようと
他院よりも優遇した条件で求人したり
 
面接時点で、ちょっと問題があるかな?
と感じた人まで採用したりしています。
 
ところが、そのように無理をして採用して
職場が大混乱してしまったとか
 
教育に多大な時間と費用をかけた挙句
退職してしまった、という話も聞きます。
 
その証拠に、歯科衛生士の離職率は
高止まりしたままです。
 
もちろん、衛生士は女性が多いので
ライフステージの変化による退職
もありますが、
 
医院の方針が合わないとか
人間関係の問題が理由の退職が
後を絶ちません。
 
 
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望ましい人財を確保するためには
 
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なかなか衛生士を採用できないので
とりあえずは採用できるだけして
 
あとは教育していけばいいという考えは
捨てた方がいいと思います。
 
残念ながら、学校の成績が良くても、
医院の理念に合わないとか
他のスタッフと協調できないとか
患者さんに対する思いやりがない人
がいるのは事実です。
 
(逆もまたしかり)
 
そういった衛生士を教育するのが不可能
とは言いませんが、それには
先生や他のスタッフの多大な時間や労力が
必要となります。
 
それで上手くいけばいい方で
ほとんどの場合には、
 
採用した衛生士が辞めるか
他の優秀なスタッフが
辞めていってしまいます。
 
そうならないためには
しっかりとした基準を設け、
 
既存スタッフを含めた採用面接や
職場体験などを通して、自院への適合性を
しっかりと検討する必要があります。
 
職務規定を作って、
やって良いこと悪いことを明確にしておく
といったことも必要になるでしょう。
 
衛生士の採用は「投資」です。
 
「投資」は慎重に行うべきです。
 
 
今日も読んで頂き
ありがとうございます。
 
 
株式会社デントランス
黒飛一志
 
 
P.S.
 
8月25日(日)は新大阪駅前で
9月1日(日)は東京駅前で
 
困難な衛生士採用のためのセミナーを
行います。
 
いくら衛生士が不足しても
変わらない原則を大事にする歯科医院は
安定的に「衛生士」を確保できます。
 
衛生士採用という「投資」を
しっかりと行って下さい。
 
↓↓↓↓↓↓
http://dtr.jp/dhdh