AIに奪われる@歯科

AIに奪われる@歯科

こんにちは、
株式会社デントランス代表
歯科医師の黒飛です。
 
 
今日は秘書と打ち合わせをしています。
 
彼女は本当に能力が高く、
時々、僕がいなくてもデントランスを
経営してくれるのでは?
 
と感じるくらい能力が高いのです(苦笑)
 
 
私がずっと必要な存在であるように
頑張りたいと思います。
 
 
さて、本題です。
 
 
現在は、情報があふれている時代です。
 
新聞を開いても、TVをオンにしても、
インターネットに接続しても、
膨大な情報が飛び込んできます。
 
私たち歯科医師を含めてすべての人に、
情報を的確に取り扱うテクニックが
要求されている、
そんな時代といえるでしょう。
 
目新しい情報にいつでも
アンテナを立てておくようにすることは
悪いことではありません。
 
むしろ必要なことなのですが、
目についた情報に必要以上に
振り回されることは
避けたいものです。
 
今号は、数年前から日本全体を
にぎわせている「人工知能」「AI」と、
それがもたらす混乱を、
テーマに選びました。
 
 
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AIは歯科医師を不要なものにする? 
 
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AIの開発が急ピッチで進められていることは
紛れもない事実です。
 
日本ではどちらかというと、
米国や中国と比べて
遅れていたという説もあるのですが、
 
後発ではあっても、真剣に
研究している専門家や団体はあります。
 
さて、AIが進歩することで、
どんな噂が広まっているでしょうか? 
 
ズバリ
 
「今ある仕事が次々と奪われる!」
 
という噂です。
 
もっとも単なる噂ではなく、
確かに職業によっては
人間の労働者にとって代わる可能性が
大アリなのですが。
 
※日本という国は、少子高齢化が
 猛スピードで進行している国の
 代表格とみなされています。
 
 その日本で、人材不足を
 カバーするには確かにAIが不可欠ですし
 開発を止めるわけにはいかないです。
 
 
では、今このメールを
お読みのあなたや黒飛を含めた、
歯科医師の仕事は
AIにとって代わられるでしょうか? 
 
 
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マスコミの報道はどこまで
真剣に受け止めるとよい? 
 
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マスコミはコンスタントに
「近い将来、AIに奪われる職業」
という企画をやっています。
 
歯科医院の職種も、
ときどきその手のリストに
ランクインすることがあります。
ただ、まだ多いとは思えないのですが。
 
いずれにしても、
歯科医師や歯科助手の仕事が
AIにできるようになるか? 
確かに興味深いところです。
 
そのような記事をもし見つけたら、
読んで参考にすることは
いっこうにかまわないでしょう。
 
ただ、あまり気にしすぎないほうがよいです。
 
AIについては、専門家が
すごく多いというわけではありません。
 
開発している企業は随時、
増える可能性がありますが……
その取り組みぶりはバラバラですし、
 
まだ、大したレベルに
達していないところが
残念ながら多い模様です。
 
 
では、マスコミに出ている記事は、
どのようにして
書かれているのでしょうか? 
 
本当に専門家等に取材した上で
執筆されている例もありますが、
すべてがそうだとは限りません。
 
中には憶測が多めに入っている記事も
多いはずです。
 
それから、大げさな誇張が
入っている記事も多いと推測できます。
 
また、取材がそれなりに
行われているとしても、
語られている内容はまだごく一部です。
 
 
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AIの開発は正直なところ、
予測できないことが
非常にたくさんあるのだそうです
 
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黒飛もその方面には疎いのですが、
 
現在の最新の情報であっても、
数年くらい経つと
完全に覆されてしまう可能性が
あるという話です。
 
歯科治療の情報をAIにインプットさせれば、
それなりに役立つことは間違いないでしょう。
 
AIは人間の頭と違って、
忘れてしまったりケアレスミスを犯したり
といった弱点とは基本的に
無縁でしょうから。
 
 
しかし! 
患者さんの口腔内で治療をするのは? 
 
はたしてAIに
どこまでできるでしょうか。
 
AIとロボットが組んでやるなら……
という話になりそうですが
 
精密な治療を実現させるには、
かなりの歳月が
必要になるのではないでしょうか。
 
歯科医師にしても歯科助手にしても、
一人前になって患者さんに喜ばれる
仕上がりを実現できるようになるには
ものすごく時間やレッスンが
必要なことはいうまでもありません。
 
それに、患者さんの口腔内の様子は
おひとりおひとりで少しずつ異なります。
 
ロボットやAIは、
規則的な動作や判断であれば
明らかに強いはずですが
 
人間と同じくらい細かな状況判断を
できるようになるか? 
 
そしてその判断内容を、
手元の作業に反映できるか? 
 
そこはまだ何とも言えない部分でしょう。
 
 
というわけで、黒飛はまだ
AI等の影響を深刻にとらえる必要は
少ないと考えております。
 
しばらくの間は、ほかのことに
注力したほうがよいと考えております。
 
※このような最新技術については、
 何か分かりしだい、
 ブログやニュースレターを通じて
 皆様にお伝えしたいと思っております。
 お待ち下さい。
 
 
ここまでお読み頂き
ありがとうございました。
 
 
デントランス 歯科医師
黒飛一志
 
 
P.S.
 
能力の高い秘書に、
僕の仕事が奪われないように
今日も頑張ります。