経営数字を歯科医院内で公表したらどうなるか?

経営数字を歯科医院内で公表したらどうなるか?

こんにちは、
株式会社デントランス代表
歯科医師の黒飛です。
 
 
歯科医院は、コロナを受けて
以前にも増して、競争が強くなったように思います。
 
これは、当分の間
落ち着くことはないと思います。
 
私達の世代が
院長職を降りるまで続く恐れがあります! 
 
ようするに
歯科医院の競争はエンドレス。
 
・新しいマーケティングを行う
・スタッフの条件を変えていく
・新しい治療法を導入する
 
などなど、
 
院長のポストにいったん就任したら、
経営が傾かないように
ありとあらゆることを学び、
チャレンジしていかないといけません。
 
ここで大事なことは・・・
 
「基本的な知識とスキルが
 院長先生の内部に備わっていないと、
 成長しようがない」
 
ということです。
 
上記のことを考えても、
 
・計算する能力
・経営の基礎知識
 
この2点がイマイチなままでは、
おそらく次の段階には
進めないでしょう・・・
 
ところが困ったことに、
これらのスキルや知識、
個人差がとても大きいものです。
 
 
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なぜか数字が苦手な院長が
生まれるという現実、
これはどうしたらいいのか? 
 
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日本の教育業界では、
文系と理系という
大きな区分があります。
 
歯科医師をはじめ医師は、
明白に「理系」と分類されるでしょう。
 
ところが、一般の医科の医師も歯科医師も
残念なことですが
計算に強いとは言えません。
 
数学は、理系においては
非常に重要な位置を占めていますし
大学受験等では、それなりに
やっているはずなのですが・・・
 
歯学部に入ってみると、
計算することはほぼなく・・・
歯科医師が苦手意識持ってしまうケースが
後を絶たないようです。
 
会社経営・病院経営に至っては、
理系の学問とも言えませんし、
そもそも学ぶ機会も与えられません・・・
 
この厄介な現実に取り組むには、
時として「荒療治が必要」でしょう。
 
 
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ソフトバンクの事例に学ぶ! 
 
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今回は、歯科医療の世界でも
誰もが知っている巨大な企業グループ
「ソフトバンク」を率いる
孫社長のエピソードを、
歯科医院にも適用できるかどうかを
探ってみましょう。
 
ソフトバンクでは、社員一同にも広く
社内の経営情報をはじめとしたデータを
公開・共有する方針を
貫いているのだそうです。
 
企業によっては、平社員には
公開しないデータがあるのが当たり前。
 
管理職や幹部になってから
初めて見せられるデータが
普通にあるでしょうし、
 
また役員会議でしか共有されないデータも
当然あるわけです。
 
ところがソフトバンクグループでは、
平社員でも社内の上層部と同じように、
数字を見られるようです。
 
(といっても、もちろん制限は
 それなりにかけられそうですが)
 
このようにすると、
孫社長をはじめ役員や幹部にも
プレッシャーがかかるはずです。
 
下の社員から、常に突き上げを
受ける恐れがありますし
いろいろなことを
常にごまかせなくなるからです。
 
歯科医院に当てはめるなら、
院長先生がスタッフたちから
医院の売り上げをはじめ、
経営状態について
常に疑問をぶつけられる恐れが
生じることになります。
 
しかし、こうなれば院長先生としても
常に真摯に経営に取り組むことになります。
 
幹部スタッフにしても、
それは同じでしょう。
 
専従者給与をなぜこんなに多く?
奥様の役割も必要になったり・・・
 
院長先生のご家族が働いているなら
ご家族もいい加減な気持ちでは
働いていられないでしょう。
 
 
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経営の勉強をおろそかにしない
ためのきっかけづくりに
 
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なかなか経営の勉強や研究に
臨めないというのであれば
 
ソフトバンクグループを見習って、
思い切って院内全体で
かなりのデータを共有しては
いかがでしょうか。
 
時間がない、どうしても好きになれない、
といった言い訳をしながら
経営の勉強を避けるような毎日から
おさらばできるチャンスです。
 
※院内全体での、
 データの公開・共有については
 以前からたまに取り上げています。
 
 とはいえこれまでは、
 「スタッフのモチベーションを刺激する」
 といった観点から
 取り上げることがほとんどでした。
 
 しかし、院長先生を筆頭に
 幹部の心構えを変えるため・・・、
 という観点で見ても 数字の共有は
 効果を発揮してくれるのです。
 
 
ここまでお読み頂き
ありがとうございました。
 
 
デントランス 歯科医師
黒飛一志
 
 
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