歯科医院でターゲットの患者さんだけを集める方法

歯科医院でターゲットの患者さんだけを集める方法

こんにちは、黒飛です。

 

集患は、
多くの院長先生の悩みの種の一つです。

良い患者だけに来院して頂くのが理想ですが、
どんな患者でも受け入れてしまうのが人情です。

しかし、
医院のコンセプトに合わない患者を増やす
と大変なことになってしまいます。

 
例えば、予防をコンセプトにしていた
ある歯科医院がありました。

ターゲットとなる患者は、
近隣の経済的に余裕のある
30,40代の女性が中心です。

先生は勤務医時代に審美治療を中止に
やっていたこともあり

ターゲットの属性とも合っていることから
予防と合わせて審美も「ウリ」にしていました。

最初は、想定したターゲットの患者が増えていき
上々の滑り出しのように思っていました。

 
ところが、この年代の患者は
小さいお子様を持つ方が多いのも特徴です。

そのうち「子供も診て欲しい」と言われ
大切な患者からの依頼ということもあり
子供向けの予防もやるようになりました。

 

徐々にターゲットがぶれていく

一人の子供の患者を診ると
それを知ったお母様が自分の子供を
通わせるようになります。

そうして子供の患者が増えると
患者の要望に応えるように
待合室に子供向けの本を置いたり
内装を変えたりするようになりました。

その結果、他の患者から
「子供が騒いでうるさい」
というクレームが出たり

「なんだか落ち着かない」
という声が聞こえるようになり

いつの間にか
本来のターゲットの患者より
子供の患者の方が多くなったそうです。

そして、最初は患者が増えたと喜んでいたのに
徐々に患者が減ってしまったのです。

 

ターゲット患者だけを集める方法

 
できれば、患者をお断りできれば良いのですが
症状を訴える患者を断るのは気がひける
という院長先生が多いのではないでしょうか?

 
そういう場合には思い切って、
コンセプトに合わない患者が来院しないようにすることを
考えてはいかがでしょうか?

例えば、医院の外装や内装を変えます。

落ち着いた雰囲気を醸し出したり
エレガントな内装にしたり
子供向けの置物や遊具を揃えたり
ターゲットにマッチした雰囲気にします。

また、対面ではお断りできなくても
ホームページなどで「○○専門」
として絞り込むことには抵抗が少ないでしょう。

 

ターゲット患者を絞るメリット

 
ターゲット患者を明確にすると
患者の総数が減ることを気にする
院長先生もいらっしゃいます。

確かに、現状のままで単に患者を断ったら
患者の総数が減り、利益も減るでしょう。

ですから、ターゲット患者を決めたら
スタッフや設備機材及びオペレーションも
ターゲット患者に合わせたものに絞り込みます。

 
そうすれば、

・一部の専門スタッフだけで良くなります
・スタッフ教育も容易になります
・機材や材料も絞れる
・オペレーションが簡単になります

これにより、収入が減っても利益が多くなります。

 
その他にも

・コンセプトに合わない患者への対応が減るので
メンタル面での負担が軽減されます

・ノウハウや患者のニーズなどが収集しやすくなり
より患者満足度が高まります

これにより、専門性が高く、
患者満足の高い医院経営ができるので
価格を上げることができますし
時間的な余裕を増やすことができます。

 
要は「選択と集中」
つまり「どのような戦略をとるか」です。

院長先生の戦略は明確でしょうか。

もちろん、総合クリニックという選択も有ると思いますので、
一概に専門化がいいとは限りません。

先生の状況でご判断下さい。

 
今日も読んで頂き
ありがとうございます。