歯科医院経営BLOG » 1枚目のパンケーキ

こんにちは、
株式会社デントランス代表
歯科医師の黒飛です。
　
　
本日はどうお過ごしされていますか？
　
本日は、
DFO（デンタルフィットネス・オンライン）
3日目のオンラインセミナーを
しております。
　
しん治歯科の予防歯科を
私も自分の歯科医院、コンサル先で
実践しておりますが
すごいですね･･･確かにこうすれば
予防歯科が増えると思いました。
　
　
是非、先生も予防歯科に
取り組んで下さい。
　
　
さて、本題です。
　
　
インターネットの「ある記事」から
スタッフ・マネジメントに関する
気付きを得ましたので
シェアしたいと思います。
　
それは
平昌オリンピック男子フィギュアスケート
金メダリストの羽生結弦選手の話です。
　
あるシーズンの初めに羽生選手は、
ショートとフリーの両方で
「演技後半での4回転ジャンプ」を
成功させるという目標を設定したそうです。
　
成功すれば前人未到の300点超えとなる
非常に難易度の高い目標でした。
　
当然、練習では疲れている状態で
何度も何度も４回転ジャンプを
練習したでしょう。
　
そして、普通なら、練習で
かなりの確率で成功できるとなったら
初めて試合で使うようになると思います。
　
なぜなら、羽生選手は
プロのスケーターですので
一つひとつの試合の成績が
年間の成績に繋がりますので
慎重になるからです。
　
私たち歯科医師だって
相当、自信がついてからでないと
実際の治療で
新しい手法は使わないでしょう。
　
　
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いきなり初戦で「大失敗」
　
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ところが、羽生選手は何と、
シーズン初戦のショートとフリーで
演技後半での4回転ジャンプに挑戦し
見事に両方とも失敗したそうです。
　
この結果について、
つめかけた多くの日本メディアが
ミスの原因を分析しようとしました。
　
その時、羽生選手のコーチ
ブライアン氏はこう言ったそうです。
　
「1枚目のパンケーキは必ず失敗する」
（出身地の諺だそうです）
　
同氏によると、1枚目のパンケーキは、
火が強すぎたり小麦粉を入れすぎたり
焼き時間を間違えたりするものであり
成功が目的ではないと。
　
つまり、何を調整すればいいのかを
チェックするための最初の1枚だ、と。
　
そして
「ユヅルの1枚目のパンケーキは失敗し
とてもたくさんの収穫がありました」と
振り返ったそうです。
　
　
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失敗することを目標にする勇気
　
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大きな目標達成のために、
たくさんの小さな失敗をする場を
用意することは
有効な方法のひとつです。
　
大きな目標を設定すると
そのプレッシャーに押しつぶされて
前に進むことができなくなることがあります。
　
それは、「失敗したらどうしよう」
という恐怖だったり
　
何度かトライしてもダメだったという
挫折感を味わったりすることで
引き起こされるのだと思います。
　
すべてをうまくやろうと思うので
数回の失敗で落ち込んでしまう
といったこともあるのかもしれません。
　
このため、大きな目標達成のための
小さな目標をいくつか作って
徐々に達成させるという方法があります。
　
ですが、どんなに小さいな目標でも
それに初めて取り組む人からすれば
やはり失敗するのは怖いですし
失敗した時の影響は変わらないでしょう。
　
　
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スタッフの
1枚目のパンケーキは何ですか？
　
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そこで、
スタッフが大きな目標を達成するために
いきなり取り組み始めるのではなく
　
目標達成に向けてチャレンジとなり、
失敗しても致命的にならず、
検証可能な「最初の仕事」とは何なのか？
　
ということを考えて
実際にやってみてはいかがでしょうか。
　
この「1枚目のパンケーキ」を試すことで、
「失敗することが目的」になりますから
スタッフの守りの意識は減り、
挑戦しやすい環境となります。
　
そして、
失敗しても当然と思える環境にあれば、
必要以上に狼狽したり落ち込んだりせず、
失敗から何を学ぶか？ということに
目がいきやすくなります。
　
スタッフにこのような
「1枚目のパンケーキ」を準備するのは
先生の役目です。
　
そして、スタッフの意識を駆り立てて
チャレンジするスタッフを応援し
失敗した理由を一緒に分析するのも
先生の役目です。
　
それを辛抱強くやり続けることで
スタッフは思いもかけない目標を
達成することができるようになります。
　
そうすれば
スタッフのモチベーションも高まり
医院の雰囲気もガラッと変わるでしょうし
　
先生が何も言わなくても、自ら進んで
仕事に取り組んでくれるようになります。
　
先生のスタッフの
「1枚目のパンケーキ」は何ですか？
　
　
今日も読んで頂き
ありがとうございます。
　
　
株式会社デントランス
黒飛一志
　
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