こんにちは、黒飛です。
先日、大学の先輩の先生から
相談を受けました。
「これから新しいスタッフを採用するのに
スタッフマネジメントを考えて、
罰則規定を作るのだがどんなものがいいか」
という相談です。
「罰則規定」
何か怖い響きのある言葉です。
罰則規定については、
一概にこれとは言えませんが、
本質的な話をすると、
「何のために、罰則規定を設けるか」
ということを考える必要があると思います。
何のために、
罰則や賞与があるのでしょうか。
モチベーションのためにある
そう、スタッフの
モチベーションコントロールの
ためにあるのです。
そして、
罰則が
ネガティブなモチベーティングだとすれば、
(「罰を受けないように頑張ろう。」)
褒美は
ポジティブのモチベーティングだと思います
(「褒められるために頑張ろう。」)
です。
なので、罰則がゼロで、褒美だけで
スタッフマネジメントでできれば理想的。
ただ、罰則規定がないと、
本当にまずいスタッフが来たときに
大変なことになりかねません。
保険のために
作っておくべきだとは思います。
しかし、罰則のために、いいスタッフの
モチベーションが下がってしまっては、
元も子もないと思います。
例えば、
「無断遅刻すると賞与から3万円減給」
無断遅刻はなくなりそうですが、、、
これを見ると、良いスタッフの
モチベーションも下がってしまいそうです。
罰則規定は
みんなのモチベーションが
上がるための物にすべきです。
つまり本質的には
罰則があるという理由だけでルールを
守らせるためはなく
(それではその医院のレベルが低すぎます)
何かあったときのための罰則にしておく。
基本的には、
ポジティブ・プラスのベクトル
(やりがい、賞与やコーチングなど)で
モチベーションを上げるようにすのが良いです。
今回の相談に対する結論は、
「罰則は今のスタッフのモチベーションを
下げない程度に盛り込むと良い。」
という事になります。
あなたの歯科医院では罰則はありますか。
その罰則は、
スタッフのモチベーションを上げてますか?
逆に下げていませんか?
1度、考えてみてくださいね。
デントランス
歯科医師 黒飛一志