院内コミュニケーションでスタッフマネジメントをしてください@歯科

院内コミュニケーションでスタッフマネジメントをしてください@歯科

こんにちは、黒飛です。

 

先日、ある先生から相談を受けました。

その相談というのは、

「うちの衛生士との関係が良くないのです。

彼女は仕事もできるし、他のスタッフとは
うまくやっているようなのですが、
何故か私とは衝突してばかりなんです。

私の言うことを聞かずに勝手な事をします

それで大きな問題にはならないのですが
どうも私が信頼されていないようで、、、

私も、色々と気を遣っているのですが、」

というものでした。いわゆる、

院内コミュニケーションの問題です

 
この話を聞いて、
R・コヴィー博士の有名な著作の
「7つの習慣」の言葉の1つを、
思い出しました。

それは、

「信頼残高」という言葉

 

信頼残高とは、ある人間関係における、
信頼の度合いを表す、比喩表現です。

そして、この信頼残高には、
「預け入れ」と「引き出し」があります。

 

「預け入れ」は、人間関係において、
信頼を築くことや、修復することであり、
「引き出し」は、信頼を失う、
もしくは低下させることです。

 
この「信頼残高」の難しいところは、

あなたの行為が
「預け入れ」か「引き出し」かは
相手の主観によって変わってくる

ということです。

 
仮に、あなたが医院のスタッフだとして、
次のようなことがあったら、
それは「預け入れ」になるのでしょうか?
それとも、「引き出し」になるのでしょうか?

または、「どちらでもない」のでしょうか?

 

1.仕事の相談をしたいからと言って、
ランチに誘われた。

2.ずっと忙しかったから、せめてものお詫びとして、
ディズニーランドのチケットをくれた。

 
いかがでしょうか?

 

あるスタッフは、いつもと違うランチタイムを過ごせた、
ということでランチの誘いを喜ぶかも知れませんが、

別の方は、どうせ誘うのだったらディナーじゃないと、
と思うかも知れません

また、ディズニーのチケットをもらって、
家族サービスができるからありがたい
と思う人も入れば、

自分はディズニーランドなんかに行きたくない、
と思う人もいます。

 

このように、

あなたは「預け入れ」だと思っても
相手がそう思わなければ
逆に「引き出し」になることもあります

 

あなたの医院のスタッフが「預け入れ」だと
思って初めて、本当の「預け入れ」になります。

では、本当の預け入れをするために、
しなければならないことは何でしょうか?

 

それは、

相手の話を聴くことです

 

相手を知ることがまず必要です。
相手を知って、相手が大切に思うものを
尊重してあげることが大事です。

 
例えば、雑談をしていたら、そのスタッフが
どこどこのランチが美味しかったとか、
どこどこのランチを試してみたい、
とか言っていたら、
そこに招待すれば喜んでもらえます。

また、雑談の内容を覚えていて、
ランチに誘ったとわかれば、

「先生は私の事を気にかけてくれているんだ!」と喜び、
その後のコミュニケーションが良くなるのではないでしょうか?

 
「忙しいのにそんな時間はない」
とおっしゃるかもしれませんが、

院内コミュニケーションが悪くて
発生するトラブルに対処する時間を考えると
決して無駄な時間ではないかもしれません

 
多くのクライアント歯科医院で
このことを意識してもらうことで
院内コミュニケーションがスムーズになり
多くの問題が解決してきました。

 

是非、「預け入れ」を意識して
スタッフマネジメントに取り組んでください