高年齢の衛生士を雇う時に気をつけること@歯科

高年齢の衛生士を雇う時に気をつけること@歯科

こんにちは、
株式会社デントランス代表
歯科医師の黒飛です。
 
 
土曜日は、東京駅前で開催の
勉強会で話をしてきました。
 
日帰り東京ですが、
新幹線の中では集中して
仕事ができるので、はかどります。
 
 
さて本題です。
 
 
歯科医院で「いないと困る存在」と
なっている歯科衛生士。
 
その衛生士は、
離職率が高い職業のひとつでしょう。
 
最近の日本では、数年前から
経済がそれなりに活発に動いています。
 
ひところは就職氷河期という言葉が
日本全体を覆っていましたが、
今や新卒学生の内定率は
すさまじい高さを誇っています。
 
まして歯科衛生士の求人・求職といえば
その前から、典型的な
「売り手市場」でした。
 
歯科衛生士が職場を選ぶ時代
であることは間違いありません。
 
※ここで、もうひとつ
 気がかりな現象があります。
 数十年前から続いている少子化も、
 歯科衛生士不足に確実に
 拍車をかけていくことでしょう。
 
このような事情から、
歯科衛生士の雇用には
かなり気遣いをして頂きたいと
黒飛はよくお伝えしております。
 
その一環で、
いったん仕事を離れた元衛生士、
特に、30代以上の雇用を
積極的に検討して頂きたいと
アピールしてまいりました。
 
そして今後は、
高年齢層の衛生士の活用も必要性が
高まっていくのではないでしょうか? 
 
 
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年齢の高い歯科衛生士を
雇っている場合に
準備したほうがいいこととは? 
 
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正社員や契約社員で衛生士を雇う場合、
定年があります
 
(定年制を設けずに
 雇い続けることもありますが)。
 
これについては、
他の職業とあまり違いはないでしょう。
 
日本では定年といえば
60歳や65歳がずっと常識でしたし
たいていの歯科医院では、
衛生士の定年はそのくらいでしょう。
 
※まだ、歯科衛生士の定年といわれても
 「ピンとこない!」という声は
 多いかもしれません。
 
 高年齢の衛生士を雇ったことがない
 という医院は多いでしょうから。
 
 それでも、50歳以上の
 ベテランの衛生士はあちこちにいますし
 いずれ定年問題に直面する医院は
 増えていくことでしょう。
 
 
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衛生士が定年を迎えたら?
 
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衛生士自身も、
50代後半くらいになったら
自然と定年を
意識するようになるはずです。
 
このため、個別の
スタッフミーティングのときにでも
その後について話し合う機会を
設けたほうがよいでしょう。
 
この話し合いは、
少し早めにやっても
いいのではないでしょうか。
 
もちろん、大事なことは
その衛生士自身の本心です。
 
定年を迎えることをどう思っているのか
率直に語ってもらわないと
意味がありません。
 
定年を機に、引退したいと
考えるケースもあるはずです。
 
体力の衰えを気にしていたり、
あるいは家族の都合に合わせたい
と考えていたり……と、
いろいろなパターンがありそうです。
 
この場合は、やはり本人の意思を尊重して
辞めて頂くのがいちばんでしょう。
 
ただ、多少の引き留めは
アリかもしれません。
 
その衛生士に人望があって、
患者さんや他のスタッフから
惜しむ声があるときや
 
次の衛生士がなかなか
つかまらなさそうなときは、
 
少しでも引退を延ばしてもらえないかと
交渉してもいいでしょう。
 
 
さて、定年後も
まだしばらくの間働きたいと
思っているケースもあるでしょう。
 
この場合はやはり、
院長としては原則として歓迎したいところです。
 
そのための就労環境を
準備してあげるのがいちばんでしょう。
 
嘱託契約であったり、
雇用継続制度であったり、
秘書化であったりと、
いろいろな制度ややり方が考えられます。
 
ただいずれにしても、早めに
準備するに越したことはありません。
 
まだ用意ができていない場合や、
どうしたらいいかわからない場合は、
社会保険労務士のような専門家に
相談するなどして
取りかかってはいかがでしょうか。
 
※また、アルバイトやパート、
 契約社員といったシステムを
 使うことももちろん可能でしょう。
 
 「定年後はフルタイムではなく、
 働く時間を少し絞りたい」なんて
 要望があった場合なら
 特におすすめできます。
 
 ただこの場合、正社員だった
 定年前よりも就業条件が
 悪化することがないように
 取り計らってあげたいところ。
 
 いずれにしても本人とよく話し合って
 満足度が高い条件で
 契約内容を決めるようにしましょう。
 
 
ちなみに、あおぞらデンタルクリニックには
人望の厚い、年齢が高い歯科衛生士が
数名います。
 
彼女たちの将来を応援したいと思うので
基本的な定年はなしのスタイルを
今のところ、取っております。
 
彼女たちも働きやすい環境を作ることが
衛生士不足の時代に戦略にもなるのでは
ないでしょうか。
 
 
ここまでお読み頂き
ありがとうございました。
 
 
デントランス 歯科医師
黒飛一志
 
 
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