患者さんに伝えるということ

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デントランスの黒飛です。

先日、確定申告について税理士と話し、
その後、扶養者控除について
奥さんと話したときに、
なかなか話が通じませんでした。

私は、当たり前と思っていることも
奥さんにとっては当たり前じゃなかったので
話がチグハグになったのです。

これって院内での診療でも同じです。

歯科医師の私たちにとって
当たり前のことも、患者さんに
とっては全く新しいことなのです。

ですので、ちゃんと患者さんにわかるように
説明してあげることが
歯科医師としての信頼を高めるために必要です。

特に初診の患者さんは
当然、不安や緊張がある状態で
あなたの歯科医院にやってきます。

「大丈夫かな?不安だな…」

「どんな先生だろう?心配だな…」

こういった不安とともに来院しますので、
患者さんに信頼していただく必要があります

最初はもちろん、院長やスタッフのことを
信頼していない状態ですので
この状態ですと、いい結果が出ないですよね

そこで歯科医師として信頼を高めていく
ためにやるべきことは・・・

治療前と治療後の違いをしっかり伝える

ことです。

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例えば、見た目の変化を知ってもらう場合は
このような感じです。

【治療前】

(鏡を患者さんを渡して)

あなた
「気になるのはここの虫歯ですね?」

患者さん
「そうです、その黒いところです」

あなた
「わかりました。
ではこれから治療をしていきますね」

【治療後】

(鏡を患者さんを渡して)

あなた
「先ほどの虫歯の部分はどうですか?」

患者さん
「今はさっきのように黒くないです。
治っています。」

このように、大切なことは歯科医師の視点
での変化ではなく、患者さん視点
変化を感じてもらうことです。

なぜなら、患者さんが
「本当だ!虫歯が治っている…!」

と実感することで
先生を一気に信頼するからです。

これまで多くの歯科医師を見てきましたが、
治療前に、
患者さんに治療する箇所を説明せずに、

治療後に、「治りました。」と
言うだけの歯科医師が多い
です。

患者さんにしてみると、
どこを治療されたかわからないし、
治ったかどうかは、先生が言ってるから
治ったのだろうとしか判断できないし・・・
と思っています。

これでは信頼は高めることはできませんね。
私たち、歯科医師からすると当たり前でも、
患者さんは治療に関しては全くの素人なので
治療前と治療後の変化に驚きを覚えます。

「そんなこと当たり前だ」
「もう既にやってるよ」

と思う先生方もいてるとは思いますが
ここで注意して頂きたいことは・・・

「治すこと」と
「治ったことを伝えること」は違う

ということです。

患者さんは治療がうまくいっても
そこに気づかないことが多いのです。

せっかくの素晴らしい治療も信頼を得ると
いう点では、しっかりそれを伝えないと
もったいないのです。

歯科医師として素晴らしい治療をすることは
もちろん大事ですが、

その効果を実感してもらうことも大事です。

これは歯科医師だけの話しではありません。
あなたの医院の
衛生士、歯科助手だって同じなんです。

治療前と治療後の違いをしっかり伝える

これができている歯科医院には
たくさんの患者さんが来ています。

明日から患者さんに
治療前と治療後の変化を実感してもらえる
歯科治療サービスを提供していきましょう。

株式会社デントランス
歯科医師 黒飛 一志