新人と既存のスタッフの間に波風を立たせないためにできること@歯科

新人と既存のスタッフの間に波風を立たせないためにできること@歯科

こんにちは、
株式会社デントランス代表
歯科医師の黒飛です。

昨日は、東京でした。

関東の金融機関との面談を済ませて
圧倒的なアポイントシステムの
「アポツール」を提供する
株式会社ストランザさんに行ってきました。

歯科業界のIT化に向けて
打ち合わせをしました。

また、セミナーやコンサルで
先生方にはシェアします。

さて、本題です。

スタッフの雇用は、
院長にしてみれば永遠の悩みどころ。

今はすっかり1億以上の売上を出したり
数十名に及ぶ従業員を統率する
凄腕の院長先生方でも、

院長として駆け出しのころには、
苦い経験を決まってお持ちのよう。

できれば、一度雇ったスタッフには
いつまでも働いてもらいたいところですが、

あいにくとそううまくはいかないものです。

歯科衛生士はひどい人材不足に
歯止めがかかりそうにありませんし、

女性のスタッフは結婚・出産&育児や
介護・看護、そして夫の転勤といった
事情から辞職率が高いものです。

また日本の人口減少を考えると、
歯科衛生士どころか・・・とため息をつく
先生もいらっしゃいます。

このため、
現在の歯科医院は人材をカバーする手段を
常にストックしておくことが
好ましいといえます。

今号では、
このようにちょくちょく求人広告を出す
必要に迫られる医院が波風を立てずに、
新たな人員を補充しておくための
ちょっとしたコツを考えてみました。

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新人が入ってきたらしばらくの間、
ちゃんと居ついてくれるかどうか? 
不安な日々がはじまりますが・・・

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新しいスタッフが入職してくると、
院長のあなたとしては
いろいろな緊張を味わうかもしれません。

あなたは医院の最高責任者ですから、
その新人を選んだ
最終的な責任もあなたにあります。

その新人が原因で、
何かよくないことが起こったら
あなたの人選に
間違いがあったことになりますし。

あなたは、新人が入ってくるたびに
おそらくは
「うまくやってくれるかな……」と、
多少は不安になるものではないでしょうか。

ところで、
その点は既存のスタッフたちも
変わらないのかもしれません。

他のスタッフたちの場合は、
院長のあなたが感じるような
責任はないでしょう。

そのかわり、一緒に毎日顔を
突き合わせて働く人がどんな人なのか? 

興味があるはずです。

まあ、たいていのスタッフは、
新人が入ってきたところで
いちいち何か強い感情を
持つことはないはずです。

しかし・・・
これは女性が多い仕事場独特の傾向かも
しれませんが、過去に職場の人間関係で
苦労した経験を持つスタッフは、
新たな人材が入るたびに
警戒心を持つきらいがあるようです。

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新人と既存のスタッフの間に
波風を立たせないために

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さて、新たなスタッフが入ってきたときに
どのような結果になるのか? 

この答えは、1回ごとに
まったくバラバラに分かれます。

やはり院長のあなたと、
あるいは他のスタッフと
うまくいかないことはありうるでしょう。

院長のあなた自身の感情は
おいておくとして、

他のスタッフと仲良くできないのは
非常に困りものです! 

院内の結束力が
ガタ落ちになってしまいますが、

これは院長のあなたがむやみやたらに
「仲良くしなさい」なんて
指揮命令しても、
解決する問題ではありません。

このような難しい問題に、
万能な解決策は
おそらく見つからないでしょう。

ただここで、以下のような手段が
ある程度効果があるといわれています。

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どんなスタッフが入ってくるのか、
あらかじめ既存のスタッフ一同に
詳しく周知しておく

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スタッフの情報が伝わっていれば、
顔を合わせたときのギャップも
少なくなるだろう、というのが
このやり方のポイントでしょう。

では、どんな情報を周知できるでしょうか? 

・求人時の情報

 求人広告に掲載した内容を見せれば、
 どのようなスタッフを求めたのか
 一目瞭然でしょう。

 ただし、求人広告の内容と
 応募者・入職者の
 パーソナリティがぴったり
 一致するわけではありませんし、
 わかる情報は断片的なものでしょう。

※それでも、いちおうスタッフたちに
 求人広告をコンスタントに
 見せるようにすれば

 「こういう条件で募集してるんだ」と
 伝達できますし何も教えないよりは、
 納得してもらえる
 チャンスが増えそうです。

 …あえて補足すると、
 給与の額といった全スタッフが
 気にする情報について
 気を付けたほうがいいかもしれません。

 既存のスタッフよりもよい待遇で
 募集してしまい、
 その情報を公開してしまうと
 既存のスタッフは
 いい気分にならないでしょうから。

・応募時に送付されてきた情報

 履歴書や職務経歴書の
 情報が考えられます。

 ただしこの方法には、
 やや問題が
 見つかるのではないでしょうか。

 たとえば一般の企業社会でも、
 応募者の履歴書や経歴書を
 人事部の担当社員以外の従業員に向けて、
 広く公開することは
 めったにないでしょう。

 歯科医院でも、応募者・入職者の
 履歴書や経歴書を
 オープンにしてしまうことは、
 いかに同じ職場で働く仲間であっても、
 何か問題をはらんでいるように
 思われます。

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新人スタッフに関する情報周知は
医院によってやり方がバラバラ

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求人選考をくぐり抜けて合格した入職者が
既存のスタッフと協調できないことは
できるだけ避けたいところ。

求人の情報や入職者の情報を
ある程度流すことで、
一定の効果を出せる可能性がありますが
デメリットも出てくるかもしれません。

メリットやデメリットをよく検討してから
どうするか決めたほうが正解でしょう。

ここまでお読み頂き
ありがとうございました。

デントランス 歯科医師
黒飛一志

P.S.

久しぶりの
「歯科衛生士採用セミナー」を開催します。

このセミナーをスタートした
4年前とは衛生士採用の状況が
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そこで今回、コンテンツを
大幅リニューアルして

「働き方改革に沿った
 これから歯科衛生士採用の極意」

をお伝えします。

東京駅前は、9月1日(日)
新大阪駅前は、8月25日(日)

ともに13:00~17:00、
懇親会17:30~19:30です。

衛生士見つからない・・・と言っている先生や
新しい情報をキャッチしたい先生は、

他の歯科医院の院長が知らない、
成功事例と将来への投資をお伝えします。

来て下さい。

http://sika-seminar.com/dh