こんにちは、
株式会社デントランス代表
歯科医師の黒飛です。
昨日は、訪問歯科セミナーと
自費向上セミナーをダブルヘッダーしました
たくさんの先生方に、
情報をお伝えできることは
非常に嬉しいことです。
さて、本題です。
歯科医院に限らず
経営者には２つのパターンがあります。
一つは、有能なスタッフを集め
次から次へと仕事を委任して
事業を大きくしていく経営者です。
起業家精神の旺盛な方です。
一方、事業の規模を大きくするのではなく
お客様、患者様に直接向かい合って
仕事をするのを生きがいにする経営者です。
職人気質の方です。
先生は、どちらに近いですか？
このブログをご覧の先生は前者の、
起業家精神の旺盛な方が多いようですが
一方で、職人気質の先生も
少なからずいらっしゃいます。
また、そこまではいかなくても
あまり仕事を委任できず
ついつい現場に深く入り込んだままの
先生もいらっしゃるのではないでしょうか？
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
任務を自分自身でやるべきか、
委任すべきか？
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
任務を自分自身でやることには
利点があります。
それは、その任務が
適切に行われたことがわかることです。
自分自身で納得いくまで
仕事をするのですから
当然といえば当然です。
ですが、強い医院を作りたいのであれば、
いくつかの任務をスタッフに
譲る必要があります
そのためには、リーダーである先生が
適切な委任方法について学ぶ必要があります
仕事を委任することが
強い医院を作るのに
不可欠な理由はなんでしょうか？
それは、仕事を委任することによって、
先生がビジネスの改善などの重要な仕事に
使う時間を作れるからです。
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
可能な限り多くの仕事を人に任せるべき
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
一般原則として、
可能な限り多くの仕事を人に任せるべきです。
これは医院が成長するための絶対条件です。
医院の売り上げが伸びれば問題も増えます。
その中には、小さな問題、中程度の問題から
大きな問題まで様々な問題があります。
リーダーである先生の仕事は、
中程度までの問題すべてをスタッフに委任し
大きな問題に集中する時間を作ることです。
そうしないと、
大きな問題を解決することはできません。
スタッフには大きな問題を解決できません。
それは、先生が解決するしかありません。
そして、先生が小さな問題、中程度の問題に
取り組んでいては、大きな問題に
時間をかけることができません。
ですから、
医院を今より大きくしたいのであれば
一部の仕事を委任することは必須になります
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
こんな委任の仕方をしていませんか？
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
スタッフがある程度、仕事に慣れてくると
「とりあえずこの仕事は君に任せるね」
と言って、委任する先生がいらっしゃいます。
そして、その仕事で問題があると
「やっぱり、私じゃないと無理だったか」と
元に戻してしまうようです。
これでは、
いつまでたっても委任はできませんし
スタッフのモチベーションも
下がってしまいます。
この委任の仕方の問題は
「委任する仕事の内容を
明確に定義しないこと」
が原因です。
仕事の内容が１から１０まで
どんな状態になっても変わらないのなら
それは容易に委任できます。
ですが、歯科医院の業務のように
多くの患者様が相手の場合には
往々にして手順通りいかない場合が発生します。
そんな時、
スタッフは、どこまでが委任された仕事で
どこからが先生の確認を
取らなければならないかを知っていないと
思わぬミスを犯してしまいます。
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
仕事を委任する場合の秘訣とは？
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
ですから、仕事の重要性とそれを完了するために
必要なスキルを分析することが
委任の第一歩になります。
そして、仕事を委任する場合の秘訣は、
「何を委任してはいけないか」を認識して
スタッフに明確に伝えることです。
委任の範囲を伝える時に
「やるべきこと」を伝えるのではなく
「やってはならないこと」を伝えるのです。
どこかでミスがあったら、
医院に悪い影響が及ぶような重要な仕事は
スタッフに任せてはいけません。
長くなりましたので、
明日のブログでは、
仕事を委任する３ステップをお伝えしますね
今日も読んで頂き
ありがとうございます。
歯科医師
黒飛一志
P.S.
2020年も最新の情報を秘密裏にお伝えします
歯科経営塾
http://dtr.jp/skj