こんにちは、
株式会社デントランス代表
歯科医師の黒飛です。
昨日から
横浜デンタルショーに来ています。
色々と時代は変わるようで
新しい情報に触れるのは大事だと
毎回、思います。
今年の10月17日(土)・10月18日(日)は
World Young Dental Innovators’ Meeting 2020
で、同じパシフィコ横浜で
お話をさせて頂きます。
また、空いた時間に
ミニ交流会などもしますので
お会いできることを楽しみにしております。
本題です。
去年、2019年の流行語大賞に輝いた
『ONE TEAM(ワンチーム)』
初の8強入りを遂げた
ラグビーW杯日本大会の
日本チームのスローガンですね。
この『ONE TEAM』に似た言葉で
『1on1』という言葉を
ご存知でしょうか?
『1on1』とは、チームのリーダーと
スタッフが個人面談を行って
日々の業務での成果や
失敗について話し合い、
スタッフに気づきを促すことで
個人の能力を引き出すことを目的とした
ミーティングのことです。
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いわゆる個人面談ではありません
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一般的に個人面談というと
業務の評価をイメージしてしまいますが
この『1on1』では評価は行いません。
企業における『1on1』は
以下のような効果があると言われています。
・部下の育成を促すことができる
・マネージャが現場の状況を把握できる
・目標管理の進捗状況について
タイミング良く働きかけることができる
・適材適所と業務の効率化を実現できる
・定着率の向上
このように見ていくと、
スタッフが数名の歯科医院の場合には
適用できないようにも思えますが
決してそんなことはありません。
『1on1』は
スタッフの育成に効果がありますし
一番のメリットは
スタッフとの信頼構築に寄与する
ということではないでしょうか。
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スタッフの育成に効果がる理由
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まず、『1on1』の大前提として
対立的な構図になってはいけません。
面談者が院長先生の場合には
なかなか難しいこともあるでしょうが
あくまでもアドバイザー、コーチ
のような関係が必要です。
これは面談の相手であるスタッフが
そう思っていないと成り立ちません。
ですから、その点を事前に
スタッフに話しておくことが必要です。
もし、どうしても院長だと
対等の立場に思えないというのなら
同僚のスタッフに面談してもらうのも
良いと思います。
その理由は、『1on1』の目的が
仕事経験から得たことを振り返ることで
スタッフの成長を促すことだからです。
仕事から得た経験を振り返って
将来につなげていく大切さは
頭では理解できても
私たちは日々の業務に追われ
実際に、それを行うのは難しいでしょう。
その機会を強制的に作るのが
『1on1』です。
スタッフ自らが
「あの時、こうすれば良かった」
ということに気付くことが大切です。
同じことでも
院長や他のスタッフから指摘されると
反発したり、受け流してしまうことも
多くあります。
でも、自分で気付くと
すんなりと受け入れられます。
そういう機会をたくさん持つことで
スタッフの成長が加速します。
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信頼構築に効果があります
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『1on1』は十分な時間を確保して
スタッフの話を良く聞きます。
基本的に、指摘や指導はしません。
スタッフが自ら気付くことが大切です。
このため、スタッフは
「私のために、わざわざ時間を取って
真剣に話を聞いてくれた」
と思うようになります。
これは、信頼残高を高めるのに
非常に大きな効果があります。
最初のうちは、
なかなか打ち解けた話が
できないかもしれません。
でも、それで構いません。
何度も『1on1』を繰り返していけば
徐々に色々な話をしてくれるはずです。
スタッフの意外な一面に
気づかされるかもしれませんし
患者さんの満足度向上のための
ヒントをもらえるかもしれません。
何よりも、
スタッフのモチベーションが高まって、
意欲的に仕事に取り組んでくれます。
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『1on1』を勧めるわけとは?
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『1on1』により
中断・キャンセル患者さんを減らすことも
自費治療患者さんを増やすことも
これまで以上に容易になります。
なぜなら、スタッフは
患者さんにより良い医療を
提供したいと思っているからです。
『1on1』は、そういった想いを
スタッフ自ら思い起こして
自発的に行動するようになります。
そして、そのような想いは
患者さんにも伝わります。
これは
患者さん、スタッフ、歯科医院の3者共に
メリットがあります。
必ずしも『1on1』のやり方に
こだわる必要はありません。
院長先生がスタッのために時間を割き
しっかり話を聞くことが重要です。
でも、具体的にどうすれば良いのか?
と思われたら
ぜひ、このセミナーに参加してください。
切り口は
中断・キャンセル患者さんを減らす
ですが、
院内環境の改善と
スタッフモチベーション向上の
様々なアイデアをお伝えします。
↓↓↓
「中断・キャンセル予防セミナー」
http://dtr.jp/can
先生のご参加をお待ちしています。
今日も読んで頂き
ありがとうございます。
株式会社デントランス
黒飛一志