こんにちは、
株式会社デントランス代表
歯科医師の黒飛です。
まだ世の中はまだ夏休み。
たくさんの子供達が先生の歯科医院に
訪れているでしょうか?
ぜひ、子供達にもしっかりとした
治療を提供していきましょう。
さて、
歯科医院を経営することは、今では
とてもハードな仕事になりました。
数十年前、私たちの親くらいの
世代であれば、歯科医院を開業したら
黙っていても患者さんがやってくる時代が
あったのだそうですが……、
現在では、そのようなチャンスを
持つことは不可能に近いでしょう。
よほど過疎化、および医療機関不足が
進んでいる地域に行っても、そこまでの
事態にはなるとは思えないです。
……以上の情報は、今ここを
お読みになっているあなたは
よくご存じのはずです。
このため、毎日の診療では常に
売上や集患を意識しながら、
取り組んでいくことになります。
どうしても患者さんを毎日、効率よく
回転させようとする努力は、
どこの医院でも共通しているでしょう。
ところで、そのような私たち院長の
日々の努力にとって大きな妨げとなる
患者さんがいらっしゃいます。
患者さんのことを
悪く言いたいわけではないのですが、
今号ではあえて、患者さんが保険証を
提出しないケースについて
取り上げたいと思います。
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保険証を「出せない」、「忘れた」
と答える患者さんへの対処
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数年でも歯科医院を経営していれば、
初めての患者さんが保険証を提出できないと
主張するケースに
出くわすことはあるでしょう。
つまり、今号の話は
全然珍しいケースではありません。
このようなときに、院長のあなたは
どのように対処しているでしょうか?
あなたの医院の受付担当者に、
どのような指示を出しているでしょうか?
このパターンで考えられるのは、
おそらく次の2通りの対処方法でしょう。
1.保険証を取りに戻ってもらう
または、もう1度出直してもらう
これは、痛みを覚えているような
患者さんに対しては取りづらい対応
かもしれません。
しかし医院側としては、保険証を
確認することは重大なプロセス。
このような対応をとることも
考えられないことではありません。
2.自費診療扱いになることを伝えて
全額を負担してもらう
または、保険証確認後に返金する
保険証がないのですから、
保険が利かないと伝えた上で
治療費全額を請求することはできます。
これは法律上も、問題は起こりません。
※ただ、そのまま終わってしまっては
患者さんにとって
親切な行為だとはいえません。
そこで、次回の診察時あたりに
患者さんが保険証を持ってきたら、
計算をし直した上で
払い戻しをするという対応を
している歯科医院は、
とても多いことでしょう。
黒飛も、その方法がいちばん妥当だろうと感じています。
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初診ではない患者さんだったら?
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患者さんの中には、ブランクが空いた場合に
保険証を持ってきて下さらない方も
いるでしょう。
つまり「久しぶりに診察することに
なったときに限って、ちょくちょく
保険証を忘れてしまう」なんてパターン。
このパターンもあちこちで
起こっているでしょう。
このようなときでも、
保険証の確認は非常に大事です。
以前の来院時の保険証の情報が
残っていても、それを使って
処理してしまうことはよくありません。
保険証が変わっていたら
困ったことになってしまいます。
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自費診療という扱いに、
納得しない患者さんだったら?
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保険証を忘れてしまった患者さんが、
全額を払うことに文句を言ってくること
だってあるでしょう。
しかし患者さんがクレームを
つけてくる場合でも、保険証の確認は
優先すべきです。
このようなときに、
患者さんの態度に負けてしまうと
あとあと困ったことになります。
ほかの患者さんに対しても
示しがつきませんし、
「保険証を出さなくても
この医院は大丈夫らしい」
なんて認識を持たれる恐れがあります。
最悪なのは、そのようなうわさが
地域に広まってしまうことです。
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保険証の確認では、はっきりとした
決まりを設けて守ることが大事
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保険証については、
普段から受付のスタッフに
きちんと確認することの大切さを
理解してもらうべきでしょう。
あとで払い戻しをするくらいなら
してあげてかまわないでしょうが、
保険証がない患者さんに対しては
「必ず全額を払って頂く必要がある」、
その方針を守ったほうが正解でしょう。
受付スタッフが困ったら
院長が出て行くことも必要な事例ですね。
院長がいないときは勤務医が話すの?
など色々とルールを決めておきましょう。
ぜひ、院内でルールの再確認を
して下さい。
ここまでお読み頂き
ありがとうございました。
デントランス 歯科医師
黒飛一志
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