こんにちは、
株式会社デントランス代表
歯科医師の黒飛です。
大阪北部地震での復興が続く中、
元気を取り戻そうと大阪の先生方も
頑張っている先生が多いです。
デントランスでは、スタッフみな無事で
元気に頑張っております。
さて、本題です。
「管理職は偉い」は間違い!
意識や考え方を変えよう
ネットでこんな記事を読みました。
一般企業の管理職の話ですが
歯科医院の院長先生にも当てはまる
と思い、自戒も込めてご紹介いたします。
この記事では、管理職とは
マネージャー=マネジメントを行う人
という意味であり、
管理職とは「地位」ではなく
「役割」だというのが今風の考え方である
としています。
それなのに
管理職(マネージャー)という仕事を
「偉い・偉くない」といった
「地位(序列)」とみなしている人が多い
と警告しています。
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「経営者」と「管理職」
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院長先生の多くは
歯科医院の経営者であると同時に
スタッフのマネージャー(管理職)でしょう。
少し前まで、日本の会社では
管理職になることは「出世する」
「昇進する」と同義でした。
つまり
管理職になる=偉くなる・序列が上がる
と捉える文化がありました。
ですが、管理職は本来、
仕事で成果を出すために
仕事をよりうまく進めるという「役割」を
担っているに過ぎません。
「経営者」は「管理職」に成果を求め
「管理職」は成果を出すために
スタッフを動かして仕事を進めます。
つまり、スタッフを動かして仕事を進める
「役割」を持たされているだけなのです。
偉いとか、偉くないといった
話ではないのです。
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院長先生に求められるもの
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ところが、歯科院長は先ほど述べた通り
「経営者」の役割も担っているから
この境界がぼんやりしていると思います。
スタッフも院長先生のことを
経営者ともマネージャーの
両方の役割を果たす人として見ています。
(意識はしていないと思いますが)
ですから、
スタッフマネジメントに関しては
院長先生はマネージャーとしての役割を
果たすべきです。
その時は一旦、経営者の役割を忘れ
スタッフチームのパフォーマンスを
最大化することに努めましょう。
そして、成果に対する責任を
自ら取るように心掛けましょう。
そのように考えると
スタッフ一人一人のパフォーマンスや
体調、環境などに配慮して
仕事の配分を変えたり
シフトを変更したり、といった
細かい指示を出せるようになります。
あるいは、
チームのボトルネックとなっているところ
に気付けるようになるかもしれません。
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役者のように役になりきりましょう
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もちろん、院長先生はこれまでも
そういうことに注意してスタッフを
観察・指導してきていると思います。
それが悪い
といっているのではありません。
そうではなく、自分自身を
一人の院長として見るのではなく
経営者とマネージャーという
2つの役割を持つ人間として見ることで
各々の場面で最適な判断・行動・発言が
できるのではないかと言うことです。
経営者はスタッフチームの一員
として考えたらおかしくなりますが
マネージャーは
チームの一員として考えましょう。
そして、おそらく、診療時間の大半は
マネージャーとしての役割を果たし
診療終了後や期末の締めの時
あるいは採用やボーナス時には
経営者としての仕事が多くなるでしょう。
気持ちの切り替えが大変かもしれませんが
一日の中でも経営者とマネージャーの
時間を区切って、その時間には
各々の役割に徹することをお勧めします。
そうすることによって、スタッフとの
コミュニケーションもやりやすくなり
ストレスが軽減されると思います。
ポイントは、経営者と
マネージャーの2つの役割を認識し
各々の役割を果たす時間(時期)を決め
その間は、その役割に徹することです。
今日も読んで頂き
ありがとうございます。
株式会社デントランス
黒飛一志