こんにちは、
株式会社デントランス代表
歯科医師の黒飛です。
昨日、大阪は天神祭りでした。
大きな祭りです。
最近の大阪は祭り以外でも
本当に外国人の方が多いなぁと感じます。
これは全国的なことなんでしょうね。
さて、それに関わる本題です。
厚生労働省が7月17日に
観光庁と連携して作成した
「外国人患者を受け入れる医療機関の
情報を取りまとめたリスト」
を公表しました。
このリストの中には
歯科医院も含まれています。
このリストは、訪日外国人向けに
英語、中国簡体字、繁体字、韓国語と
多言語化して、
日本政府観光局のウェブサイトに
公表する予定だそうです。
実際に、先生のところに
外国人が治療に来るかどうかは
わかりませんが
政府の思惑通りに
外国人観光客が増えれば
その可能性は高くなるでしょう。
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外国人観光客が来院したら…
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既に外国人を受け入れている先生は
問題ないかもしれませんが
急に、外国人観光客が来たら
おそらく、ビックリしますよね。
先生もそうかもしれませんが
それ以上にスタッフがあたふたします。
外国人の対応で手いっぱいになって
その他の患者さんに迷惑をかけるのは
避けたいところです。
かと言って、来るかどうかわからない
外国人の患者のために
普段からスタッフを教育するのも大変
ということも理解できます。
ですが、外国人を受け入れても良い
というお考えなら
厚生労働省が4月に発表した
「外国人患者の受入れのための
医療機関向けマニュアル」
にも記載がある
「問診票」「受付対応」「医療費関係」
の英語のマニュアルは
作っておきたいところです。
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英語マニュアルの作り方
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マニュアルと言っても
スタッフが外国人に聞く内容や
指示する内容を英語にしたもので
十分でしょう。
問診票は既存のものを
英訳すれば良いです。
厚生労働省が提供している
多言語資料の歯科問診票を
活用する方法もあります。
一番問題となるのが
医療費関係でしょう。
・医療費概算の見積もり方法
・医療費概算の提示方法
・預り金の取扱い方法
・医療費の支払い手段別対応方法
・支払い明細書(領収書)の発行方法
などなど。
これも日本語で書いたものを
外注に出しておけば
良いのではないでしょうか。
ただし、医療翻訳が必要な部分は
信頼のおけるところに依頼するのが
望ましいですね。
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色々な機会を活用するという姿勢
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実際に、外国人観光客患者を
受け入れるかどうかは別にして
世の中の動向に注目して
できることをやっておくのも
時代に取り残されない方法の一つです。
英語のマニュアルを作るために
日本語のマニュアルを作ったら
それが普段の業務の効率化に
活かすことができるようになる
かもしれません。
今更、日本語のマニュアルを作るように
スタッフに指示しても
あまり良い顔はされないかもしれませんが
万一、外国人が来院したら困るので
そのための準備だと言えば
やってくれるかもしれませんしね(笑)
どうせ、使う機会がないから
という割り切りもOKだと思いますが
そういう機会をうまく活用しよう
という考えを持つことも
必要だと思います。
今日も読んで頂き
ありがとうございます。
株式会社デントランス
黒飛一志