こんにちは、
株式会社デントランス代表
歯科医師の黒飛です。
先日、グループコンサル「G-6」を
大阪、心斎橋にて行いました。
最終日のお題は
「半径4kmの在宅患者を占有する方法」
です。
ゲストは、相原克偉先生に
来て頂きました。
2025年の「地域包括ケアシステム」に
向けて、歯科医院も訪問歯科をしないと
いけないようになってきましたね。
さて、本題です。
仕事や人生の成功に欠かせない能力として
「コミュニケーション能力」があります。
では「コミュニケーション」は
日本語では何と言うのでしょうか?
辞書にはこうあります。
『言語、身ぶり、画像などの物質的記号を
媒介手段とした精神的交流のこと』
ですから、これをそのまま使えば
「コミュニケーション能力」とは
「精神的交流を行う能力(技術)」
ということになります。
でも一般的には
「コミュニケーション能力」は
「情報の伝達交流技術」という意味で
用いられることが多いでしょう。
これは、「社会対応力・対人対応力」
とも言い換えることができます。
ですが、コミュニケーション能力とは
それだけを指すのではありません。
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コミュニケーション能力とは?
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最初に「コミュニケーション能力」は
・外的コミュニケーション能力
・内的コミュニケーション能力
の2種類の能力から構成されています。
外的コミュニケーションとは
「他人との意思疎通を図る能力」で
1.マナー、礼儀・作法、挨拶
2.社会対応力・対人対応力
3.他者理解力
の3つの要素から構成されます。
コミュニケーションの定義からすると
文字や言葉だけでなく
作法や挨拶などの身振りで
精神的交流を図ることも含まれる
ということです。
そして、こちらからだけでなく
相手の言葉や態度から、相手を理解する
ということも含まれるのです。
そして、この
「外的コミュニケーション能力」
以上に重要なのが
「内的コミュニケーション能力」です。
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内的コミュニケーション能力とは
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「内的コミュニケーション能力」とは
自分自身との対話能力のことを指し
1.自己理解力
2.自己啓発力
3.自己実現力
という3つの要素から構成されています。
その名の通り、自分自身を理解し
自分自身を高めて、自己を実現していく
能力ということになります。
なぜこの能力が重要なのかというと
他人とコミュニケーションを図るためには
まずは、自己をしっかり理解して
自分と相手の違いを認識すること
が必要だからです。
当たり前ですが、
自分のことをよく知らずに
相手と「精神的交流」が
できるはずはありません。
自分のことを知っているからこそ
相手との違いがわかるのであり
相手との違いがわかるからこそ
その違いを解消していくことができます。
ここを曖昧にして
「精神的交流」を図ろうとするから
論点がボケてしまい、感情的になったり
会話がすれ違いになったりするのです。
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コミュニケーションの達人になる方法
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コミュニケーションの目的が
お互いの違いを認め合い、
その違いからくる意見や価値観の
対立を解消していくことだとすると
外的コミュニケーション能力の
「他者理解力」を用いて相手を理解し
内的コミュニケーション能力の
「自己理解力」を用いて自分自身を
理解することが第一歩になります。
その上で、内的コミュニケーション能力の
自己啓発力と自己実現力を発揮して
自分自身を高め、理想の状態にします。
例えば、
自分と相手の信じていることが違う
ということがわかった一方で
相手の信じていることに対する
自分の理解が足りないことも
認識できたとしたら
相手の信じていることを学んで
自分の考えをグレードアップする
といったイメージです。
そして、それらを
外的コミュニケーションの能力を使って
相手に伝えていくことになります。
要は、自分と相手の違いをよく知り
自分をグレードアップして
相手とのギャップを埋めていく
ということです。
そのためにも、自分をしっかりと
見つめることが大切です。
衛生士教育、患者教育を行う前に
まずは自分をみつけていければですね。
今日も読んで頂き
ありがとうございます。
株式会社デントランス
黒飛一志