こんにちは、
株式会社デントランス代表
歯科医師の黒飛です。
今更ではないですが
どこに行っても、何に乗っても、
多くの人がスマホを操作しています。
スマホでネットをする人
ゲームをする人、フェイスブックや
ラインをする人など様々です。
一昔前は、友人に連絡するのも
電話か手紙ぐらいしかなかったのに
今では、メールやLINEなどで
いつでも、どこでも
気軽に連絡できるようになっています。
ですが、気軽にできるからこそ
取り返しのつかないミスが発生しています。
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あれ?!なんで怒っているの?
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私の友人の先生の一人の失敗談を
ご紹介しましょう。
彼は、仕事ができ、真面目で
明るくて、話し上手な
誰にでも好かれる院長です。
そんな彼は、
仲間から飲み会に誘われると決して断らず、
いつも場を盛り上げてくれます。
そんなある日、飲み会の帰りの終電で
さっきまで飲んでいた他の歯科医師に
LINEを送っていました。
かなり飲み会で盛り上がり
調子に乗って、かなりきわどい内容の
LINEを送っていたそうです。
LINE送信もひと段落して
終電の車内でうとうとしていると
奥さんから一通のLINEが届きました。
彼はそのLINEを見て
眠気が吹っ飛びました。
そのLINEには
「もう、帰ってこなくていい」
と書かれていました。
そうです。彼は誤って
きわどい内容のLINEを
奥さんに送ってしまったのです。
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無意識に注意力散漫になっています
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これは、
お酒が入っていて特殊な状況ですが
誰にでも似たようなLINEの失敗が
あるのではないでしょうか?
文字が表示されるだけのLINEには
こちらの声のトーンだったり
アイコンタクトだったり
相手を思いやる気持ち
分かってあげようという気持ち
人としての気遣いなどが
表現できないという事を
私は時々忘れてしまいます。
自分の考えをキーボードで入力し
「送信」ボタンを押す。
このような作業をしていると
このメッセージを読んで
相手はどのように感じるか
そんな考えは頭に浮かびません。
端的過ぎたり
ぶっきらぼうであったり
相手に対して失礼に当たるような
直接的な言い回しだったり
そのような事を気にかけなく
なってしまいます。
大切な内容や話題のLINEを出す時
私たちはしっかりそのLINEを
吟味しているでしょうか?
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一晩寝てから送っても遅くはないでしょう
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私たちがLINEやメールを使う時には
相手が目の前にいるわけでもなく
誰かに聞かれているのでもないため
リアリティーを感じることができません。
簡単、便利に作れて、送れるから
間違えても、簡単に「削除」できるような
錯覚に陥ってしまいます。
ですが、そのLINEは
一旦、私たちから「送信」され
相手に届くと、取り返しがつかなくなります。
もし、大切な手紙や書類ならば
相手がそれを読んでどう思うかを考えて
必ず、何度も見直しますよね。
冷静な状態になって、
別の角度から見直しできるように
「一晩寝かせてから、もう一度見直せ」
と言う人もいます。
具体的には、
大切なメッセージは、
まずは普通に書いて
自分にだけ送信してください。
そして次の日になってから
もう一度見直して、編集して
実際に送信します。
もし、翌日まで待てないのであれば
概要を記載した上で、
詳細は電話で説明すると書いて送信します。
その後、相手に電話をします。
そうすれば、あなたの伝えたいことが
より正確に伝わります。
基本的に、LINEやメールでは
本当に大切な内容や
繊細な内容は伝えない方が
良いということです。
簡単、手軽にLINEやメールを送って
大切な人とのつながりを
「削除」されたくなかったら
ちょっとしたひと手間を
惜しんではならないということですね。
今日も読んで頂き
ありがとうございます。
歯科医師
黒飛一志
P.S.
冒頭の友人の先生は、
奥さんに許してもらうのに
1ケ月ほどかかったそうです。
それ以降、LINEを送るのが
慎重になっています。