こんにちは、黒飛です。
今日は
「来院された患者さんの忠誠心」
についてお話します。
忠誠心というと、
上下関係があるように聞こえますが
歯科医院での忠誠心とは
わかりやすく言うと
「他の歯科医院に浮気をしない度合い」
です
患者さんがあなたの歯科医院に
高い忠誠心を持ってくれれば嬉しいですよね
忠誠心という点で見ると
概ね患者を4つに分けることができます。
1 お試し患者
2 かかりつけ患者
3 メンテナンス患者
4 信者
お試し患者は、
どこの歯医者がいいかわからないから
とりあえずHPで見つけたあなたの歯科医院に
通ってみようという患者さんです。
かかりつけ患者は
何かあれば、あなたの歯科医院に
来院される患者さんです。
メンテナンス患者(リコール患者)は
口腔内に問題なくても
あなたの歯科医院に来る患者さんです。
最後の信者はまさに信者です。
あなたの歯科医院の完全なるファンです。
こちらの提案通りにしてくれますし
患者さんによっては
「先生、お金の事はいいから
ベストな治療をして下さい。」
という患者さんです。
これはありがたいですね。
その中で最初の3つの既存患者の
割合が大事になってきます。
例えば、メンテナンスを大事にする
歯科医院であれば、
お試し:かかりつけ:メンテ=2:3:5
とかであれば、安定経営ができますね。
安定経営のためにも、忠誠心を上げることが
大事です。
患者さんの忠誠心の段階を上げるためには
患者教育が必要です。
「お試し患者 → かかりつけ」
で大事な事は、中断率がどれくらいかです。
何かあれば、あなたの歯科医院に行こうと
思って貰えるための施策をします。
しっかりとホームページをもつ。
すぐに来院できるスマホサイトを持つ。
初診カウンセリングをしっかりと行う。
などなどです。
次に
「かかりつけ → メンテナンス」
への移行です。
ここは、先生や衛生士が
メンテナンスの重要性を伝えると移行してくれます。
残念ながら、デンタルIQが高く、
すぐに理解してくれる患者さんばかりではありません。
そこで、こう考えましょう。
一度、急患などで来院されると
1回で治療が終わることはない場合が
ほとんどです。
ですので、その主訴が改善されるまでの間
毎回、患者さんに「予防の重要性」を
ささやくことが大事です。
決して押しつけずにささやくのです。
押しつけると、人は嫌がりますし、
患者さんの自発的な行為でないと
継続できませんので。
このような感じで、現在の来院者を
忠誠心という切り口で分けると
それぞれの患者さんに対しての方針が
明確になりますので
「お試し→かかりつけ→メンテナンス」
に移行するように
そして、信者にしてしまう位の
歯科医院の魅力を上げていっていただければと思います。