診療時間の見直しに失敗すると・・・@歯科

診療時間の見直しに失敗すると・・・@歯科

こんにちは、
株式会社デントランス代表
歯科医師の黒飛です。
 
 
先生の歯科医院のお休みはいつですか?
 
木曜日が休みの歯科医院もあれば、
水曜日が休みの歯科医院もあります。
 
休みや診療時間は
先生のライフスタイルを変えることになると
思いますので、重要ですが、
 
ほとんどの先生が、周囲の先生と同じや
慣習に従っているのではないでしょうか。
 
先生の医院では診療時間の見直しを
したことがありますか? 
 
 
あおぞらデンタルクリニックでは
 
以前、夜診療を22:00までしていたため、
スタッフの帰る時間が23:00になり
スタッフが疲弊していたので
17:00までにしたことがありました。
 
その時に診療時間を変えることで
起こることを感じたので
シェアしたいと思います
 
 
もう一度。
 
診療時間は、歯科医院の経営に
大きな影響を及ぼす重大な要素です。
 
診療時間は適当に決めるよりは、
それなりの熟慮を経てから
決定したほうがよいでしょう。
 
 
================
 
診療時間は、ときには
考え直す必要が出てくるものです
 
================
 
 
まあ熟慮して決めたはずの診療時間も、
残念なことに「適正な時間帯でなかった」
なんてこともあるでしょう。
 
その場合なら、速やかに
もう一度時間帯を変える選択を
するしかありませんが。
 
まあ、院長になって順調に
医院の経営を進めていくことができたら
いずれは診療時間の見直しが
必要になるでしょう。
 
5年も10年も経てば、時代は変わるので、
「適正な診療時間」にずれが生じていくのは
当然のことだからです。
 
では、診療時間の見直しは
頻繁にやったほうがいいのでしょうか? 

「今の診療時間ではよくない」と思ったら
時間を躊躇せずに変えてしまったほうが
いいのでしょうか? 
 
 
================
 
診療時間の見直しや診療時間の変更を
頻繁に行うときのデメリットとは
 
================
 
 
確かに、時間帯の見直しや改善は、
必要があるのであれば
どんどんやったほうがいいのです。
 
しかし、ものにはなんでも、
タイミングというものがあります。
 
いつどんなときでも
やったほうがいいとはいえませんし、
デメリットはいろいろと出てきます。
 
1.すべての掲示物や広告媒体を
 リニューアルしなければならない
 
本当に時間を変更したなら、
変えないといけないものは
山のようにあるはずです。
 
たとえば、以下には
よく診療時間が明記してあるはずです。
 
・看板
・パンフレット類
・患者さんに配布する、診察券
・その他、紙媒体
・Web媒体
 (公式サイトからブログ、
 FacebookやTwitterのような
 SNSほか多数)
 
まあこの程度の変更なら、
それほどたいへんなことではない、
 
という意見もわりと多そうです。
 
 
確かにそれはそうかもしれませんが、
 
たとえば看板の場合、
業者に頼んで
書き換えてもらわないと難しいでしょう。
これはこれで、そこそこの
費用や手間暇がかかるはずです。
 
さらに、紙媒体の場合はどうでしょうか?
 
紙媒体は基本的に、たくさん印刷して
配布することが多いです。
 
診察券にしても院長の名刺にしても、
医院を説明するSPツール類にしても
パンフレットにしても……
 
まあ、診療時間を変えて
新しく書き換えるのは
そんな難しいことではありません。
 
印刷も、業者に頼んだら
すぐに終わります。
 
スタッフがプリンタで印刷するにしても
時間はたいしてかからないでしょう。
 
ただし……改める前の診療時間を
書いた紙をたくさん
印刷しすぎていたらどうでしょう? 
 
まあ捨てるしかありません。
 
言い換えますと、
けっこうな無駄になるのです。
 
「紙なんて安いし
 大した問題だとは思わない」
 
という意見も多そうですが。
 
 
2.スタッフの希望が一致しない
 
これまたとても
大きなデメリットです。
 
スタッフが1~2名くらいしかいない
医院なら大した問題ではありませんが、
3名以上いるなら、
おそらくスタッフ同士の希望が
一致することはないでしょう。
 
あるスタッフは、
診療時間をもっと全体的に早めてほしい
というかもしれません。
 
また別のスタッフは、
診療開始をもっと遅くしたほうがいい、
というかもしれません。
 
そして、昼休みをもっと
長くしてほしいというスタッフもいるでしょう。
 
その反対で、昼休みを短くして、
その代わりに終業時刻を早くしてほしい
と主張するスタッフもいるでしょう。
 
※スタッフの希望を聞くことは
 もちろん大事ですが、
 
 簡単に希望が通るのだと
 思われるのも実は問題ありです。
 
 「院長が何でも
  自分の言うことをきいてくれる」
 
 なんて誤解をされたら
 たまったものではありませんし。
 
 そして! 
 
 「特定のスタッフの希望ばかりを
  聞き届けている」
 
 「院長がえこひいきをしている」
 
 なんて誤解が生じるような結果は
 絶避けないといけません。
 
 
================
 
経営効率やスタッフの負担を考えて
時間を変えたがほうよい、と思えるなら
診療時間は変えるべきですが……
 
================
 
 
診療時間の見直しや変更を
どれくらいの頻度でやるべきか? 
 
この問いには
絶対的な回答はないでしょう。
 
大事なことは、
院内や患者さんに対して
混乱を巻き起こさないように
することでしょう。
 
まあ、たまに検討するくらいなら、
あまり混乱は起きないと思われます。
ただ1回変更したら、もうしばらくは
変更を行わないつもりで
とにかく慎重に決めるべきでしょう。
 
 
ここまでお読み頂き
ありがとうございました。
 
 
デントランス 歯科医師
黒飛一志
 
 
P.S.
 
黒飛のコンサルを試しで受けてみたいという
先生は、ご連絡ください。
 
受けられる数に限りがありますが
 
・お試し対面コンサルティング
・電話コンサルティング
 
が先生の医院の改善のスタートに
良いきっかけになると思います。
 
・スタッフと話をして欲しい
・訪問歯科を立ち上げたい
・黒飛がどうやってあおぞらを立ち上げたか
・説明動画で楽したい
 
など、どんなことでもご相談ください。
 
お試し対面は通常の半額、
電話コンサルは月5万円ですので
スタートしやすいかと思います。
 
ご興味ある先生はご連絡ください。
info@dentrance.jp