こんにちは、
株式会社デントランス代表
歯科医師の黒飛です。
本日はお休みですね。
診療されている先生も
いらっしゃると思います。
お疲れ様です。
先日の事、A先生から
「インプラント患者が少ない」と
相談がありました。
改めてよく聞くと、
知りあいのB先生の医院に比べて
少ないとのこと。
具体的には、
A先生のインプラント患者数 月 5名
B先生のインプラント患者数 月10名
でした。
確かに半分なので、
50%も少ないです。
しかし、黒飛としては、
もう少し明確にしたいと思い、
分析比較するために、
A先生に追加の質問をしていくと
次のことが分かりました。
A歯科医院のレセプト枚数 500枚
B歯科医院のレセプト枚数 1100枚
(レセプト枚数に自費患者数を含む)
となると、話しが変わります。
A歯科医院のインプラント患者率は
5名/500枚=1%
です。
B歯科医院のインプラント患者率は
10名/1100枚=0.9%
です。
あれ、A先生の方が
インプラント患者率は高いのです。
数は少ないが、割合は大きいので
A歯科医院はインプラント患者割合の高い
歯科医院です。
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前提条件が違うと、意味は変わる
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この先生は、絶対数で比較をしていたため、
B先生より数は少ないということを
言っていたのですが、
チェア台数も違うし、条件も違うので
単に数で比較をしては
本質が見えてこないことが多いのです。
つまり、前提条件を明確にしないと
割合と絶対数の意味が変わってしまうのです。
この話、そりゃそうだと思われる先生も
いらっしゃると思いますが
先生方と話す時に、前提条件が違う物を
単に比較することが、多くあります。
また、割合でよく聞くのが「自費率」です。
自費率20%のC歯科医院
と
自費率50%のD歯科医院
どちらの方が、自費診療が盛んでしょうか?
通常、D歯科医院かなと思いますが、
よく話しを聞いてみると
C歯科医院の売上1000万円(自費率20%)
保険800万円 自費200万円
D歯科医院の売上350万円(自費率50%)
保険175万円 自費175万円
です。
自費売上額は、
自費率20%のC歯科医院の方が高いのです。
つまり、どちらが盛んかというと
額を表すと思いますので
C歯科医院という答えになります。
自費率の計算式の分母は
売上(保険+自費)なので、
保険売上の大きさによって
自費率は大きく変わります。
そう、前提条件が違うと、
こんなことがよく起こります。
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数字が得意な院長は・・・
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前提条件を明確にして
数で考える方が良い場合は数で、
割合で考える方が良い場合は割合で考える。
使い分けをしっかりと理解しています。
しかも、その数字は単に出すだけでなく、
次の行動のための判断材料として
数字を利用しています。
数字が見えると、次の行動が早くなります。
だから成功へと近づくのですね。
是非、先生も数字の得意な院長に
なってくださいね。
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ここまでお読み頂き
ありがとうございました。
素晴らしい休日をお過ごし下さい。
株式会社デントランス
歯科医師 黒飛一志