ブランディングの勘違い、していませんか?@歯科

ブランディングの勘違い、していませんか?@歯科

こんにちは、
株式会社デントランス代表
歯科医師の黒飛です。
 
 
昨日は、東京で
「中断・キャンセル 予防セミナー」を開催し
20医院の先生、スタッフにお越し頂きました。
 
先生も「中断・キャンセルを半分にする方法」
を体得してください。
 
経営に苦労が減ります。
 
http://dtr.jp/can
 
 
さて、本題です。
 
デントランスではコンサルティングをはじめ、
ホームページやスマホサイトの制作や、
医院紹介動画制作なども依頼されるのですが、
その時にこんな相談を受けることがあります。
 
 
「競合がどんどん増えている歯科業界では、
ブランディングが必要だと感じています。
そこでホームページとスマホサイトを
ほかよりも目立たせるよう、
リニューアルをお願いしたいのですが…」
 
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ブランディングの勘違い
 
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ブランディングという言葉が使いやすいのか
本来の意味とは異なる形で使われていることを
たびたび耳にします。
 
 
ほかの歯科医院よりも目立たせるために、
ホームページや外観をキレイにする。
 
そんな意味合いで使われているように
感じています。
 
 
しかし本来ブランディングというのは
歯科医院のブランド力を高め、
その歯科医院のファンを増やす
ということだと私たちは考えています。
 
 
単にデザインなど見た目がキレイなだけでは
簡単に真似されてしまいますから、
他よりも目立たせることはできません。
 
 
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目立たせるためにはポジショニング
 
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他よりも目立たせることは
集患上、大切ですし、
歯科衛生士などスタッフ採用にも大切な
ことかもしれません。
 
 
しかし目立たせるためには、
見た目やデザインのリニューアルよりも先に
ポジショニングを設定する必要があります。
 
 
「私たちは◯◯な歯科医院です」
 
の「◯◯」に何が入るのか。
 
 
たとえば、
 
「地域で一番子どものカルテが多い歯科医院です」
 
であれば、
子ども歯科に強みがある歯科医院となります。
 
 
地域で一番であることを客観的に伝えるために
そして子ども歯科に
力を入れていることを伝えるために
どんなデザインにリニューアルすべきか。
 
 
ここではじめて、
デザインの方向性が決まります。
 
 
だからこそ、はじめに
ポジショニングありきだと、
私たちは考えています。
 
 
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手間がかかることにこそ
集患やリピートに役立つ
 
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しかしポジショニングを設定することは
骨が折れることも事実です。
 
 
デザインならば
腕のいいデザイナーに依頼することで
キレイなデザインは出てきますし
わかりやすいものです。
 
 
一方ポジショニングは、
 
 
* どんな患者さんに来院してほしいのか
* そのために医院で取り組むべきことは何か
* どういうメッセージを伝えるべきか
* どんなデザインでメッセージを伝えていくか
* 歯科医院内にどう周知していくか
 
 
などなど、手間がかかるものです。
 
 
資金の豊富な歯科医院であれば、
デザインをキレイにして広告費を使って
露出を増やすこともできますので
 
デザインをキレイにする=ブランディング
 
と考えることもできるのかもしれません。
 
 
しかしほとんどの歯科医院は、
一部上場企業のような資本はありませんから
莫大な広告費で露出を増やすことは
現実的ではありません。
 
 
インターネットとスマホの普及で、
患者さんはますます多くの広告を
眺める環境になりました。
 
 
そんななかで
選ばれる歯科医院になるためには
「子ども歯科といえば◯◯」のように、
記憶してもらうことが必要です。
 
 
そしてそのためにメッセージやデザインを
変更していく。
 
 
これこそが、ブランディングにつながると
私たちは考えています。
 
 
先生は、
「ポジショニング」の前に
デザインや見た目を変える
「ブランディング」を
やろうとしていませんか?
 
 
今日も最後までご覧くださいまして、
ありがとうございました。
 
よい一日を、お過ごしください。
 
 
デントランス 歯科医師
黒飛一志