【歯科医院の注意点】モノ探しで半日使っている?

From: デントランス 松田
@新宿オフィス

ある歯科医院でのこと・・・

受付スタッフさんが
どうも何かを探しているようなのですが、

なかなか探しものが見つからない様子です。

3分探せど5分探せど見つからず・・・

最終的に歯科衛生士さんを呼んで、
探しものの在り処を教えてもらっていました。

何を探していたかというと、
予約管理マニュアルのようですが・・・

この出来事、院長先生の歯科医院でも
思い当たりませんか?

探しもので半日使っている!

よく言われていることとして、

スタッフなどの従業員はもちろん、

主任などのリーダークラス、
役員や理事、経営者に至るまで、

1日の労働時間のうち半分の時間は
モノ探しに使われている、

という話があります。

これは一般的に言われていることですから、
細かい探しものが多い歯科医院では、

半分以上の時間をモノ探しに
使っているかもしれません。

マニュアルやスーパーボンドのような
形あるものを探しているだけではなく、

「次何をすればいいんだっけ・・・」

「患者さんに何を渡せばいいんだっけ・・・」

といった、頭のなかを「探す」作業まで
含めるならば、

相当な時間をモノ探しに使っていることは
想像に難くないと思います。

考えながら行動する弊害とは?

「走りながら考えろ」
「考えながら行動しなさい」

などという言葉をマネジメントにおいて
使われることが多いようですが、

実際にやってみるとコレほど効率の悪い
仕事の進め方はありません。

これが成立するのは、
経営陣やそれに見合う能力がある人が、
大きなことを実行するときだけです。

たとえば、

歯科衛生士なら患者さんの口腔ケア、
受付スタッフなら予約や会計への応対、

これらこそ1日の大半を使うべき仕事で
あるにも関わらず、

何かを考えたり探したりする時間で
1日の半分以上を使っている・・・。

これは歯科衛生士や受付スタッフの
給料の半分以上を、

モノ探しのために支払っている、
ということですから、

相当な無駄にお金を費やしていることが
わかります。

競争が激しい歯科業界において、
このような無駄にお金を使っている・・・

このような状況を生み出している、
「考えながら行動する」という働き方は、

大きな弊害を経営にもたらしている、
と言えるでしょう。

考えることと行動することを分ける!

「考えながら行動する」、
と言うとスタッフの自主性や成長を
促しているようにも聞こえますので、

確かに耳障りはいいのですが、
無駄を放置しておくことは
患者さんのためになりません。

ではどうすればいいのか?

それは、

考えることと行動することを
分けることです。

考えることはミーティングや面談時に
集中して行い、

たとえばその場で作成した
業務フローやマニュアルを活用することで、

患者さんと接する時間は
行動することだけに集中する。

こうすることにより、

患者さんと接しながら探しものを
することはなくなりますので、

1日のうち大半を本来の仕事に
使うことができますし、

その結果、患者さんに対する
サービスの質が上がりますから、

患者さんの満足度も上がり、
リピートや紹介につながるなど、

歯科医院経営に好循環がもたらされる
ことになります。

行動をルーティン化するメリット

考えることと行動することを分ける。

コレは言うなれば、

行動をルーティン化することでも
あります。

行動をルーティン化することで、

歯科衛生士や受付スタッフは、
患者さんへのケアや応対という
本来の仕事に集中することができますから、

患者さんの満足度は目に見えて
上がっていくわけです。

もちろん、

正しい行動をスタッフが取れるよう、
ミーティングや面談などで考える時間は
必要ですが、

行動と考えることを分けることで
効率性の向上をきっと実感できるでしょう。

ぜひ、院長先生も試してみてください。

デントランス
松田

PS

スタッフは教育で良いスタッフに変わる?
残念・・・それは厳しいのです。

なぜなら、
人の本質は変わらないからです。

スタッフの質は採用段階で8割決まります。
その極意とはいったい・・・?↓↓
>>>>採用の極意<<<<