診療室の対応で患者さんの信頼を得る方法

診療室の対応で患者さんの信頼を得る方法

こんにちは、
歯科医師の黒飛です。

今年も残すところ
あと1ヵ月ですね。

「終わりよければすべてよし」

良い年末にしましょうね。

さて、
先日、当クリニックのベテラン歯科衛生士が
若い勤務医に対してマナー指導をしていました。

さすがにベテランだと思って感心して
声をかけてみたら、
たまたま休憩に読んだ本に書いてあったので
気になって話をしたとのことでした。

私も自分のマナーが気になったので
その本を読んでみました。

今日は、その
「院内での正しいマナーとコトバづかい」
という本の中から

診療室内でのマナーについてご紹介します。

あなたも、日頃の行動をチェックしてみて下さい。

患者さんの信頼を得る診療室での対応マナー

1.マスクを取って挨拶していますか?

忙しいと、ついついやってしまいそうですが
出来る限りマスクは取って挨拶や説明をしたいものです。

さらに、
初診の患者さんの場合、マスクを取って
あなたのEメールアドレスや電話番号を
記入したものを渡しながら

「ご相談がありましたら、いつでもこちらに
ご連絡下さい」

と言うと、患者とのコミュニケーションが
充実するとあります。

2.患者さんが理解しやすいコトバを
使っていますか?

3.患者さんに敬意を払っていますか?

普段は気を付けていても、院内で嫌な事が
あったり、疲れていたりすると、
ついぞんざいな態度に出ないとも
限りませんので、そんな時こそ注意したいものです。

4.無造作にコトバを発していませんか?

本の中では、
歯科医院で言われて嫌だったコトバとして

「汚いなぁ」
「これはひどいなぁ」
「歯を磨いているんですか?」
「よくこんなになるまでほってましたね」

が紹介されています。

人を傷つけるのは、無造作に口にしたコトバ

診察中は治療に集中していますので
特に気をつけたいです。

5.プラス表現を後にしていますか?

マイナスのコトバで会話を終了するのでなく
プラスのコトバで終了するということです。

6.治療に対する説明は十分に
行っていますか?

これは患者さんが納得するまで、
丁寧に説明するといったことです。

基礎的なことまでいちいち説明するのは
大変ですが、その労力をかけるかどうかで、
患者さんの受け取りが違ってくるのも事実です。

コトバでの説明が大変なら
絵とか写真を使うのが有効です。

7.治療の見通しを伝えていますか?

あなたは既にやっていると思いますが
治療に入る前に治療の進捗や期間の説明が
あると、患者さんは安心します。

患者さんは後になると忘れてしまいますので
これも紙に書いてあげると良いと思います。

8.患者さんのコトバを最後まで
聞いていますか?

治療や症状に関することなら
患者さんの言いたいことがすぐに
想像できてしまうので、ついつい

「、、、ですよね。それは、、、」
などと言ってしまいます。

その内容が合ってようが、間違ってようが
患者さんは会話を遮られたと感じるのでよくはありません。

患者さんは、ただ話しを聞いて欲しいだけ

最後まで良く聞いてあげましょう。

9.治療の前に、当日の治療内容を
伝えていますか?

患者さんに安心を与えるために、
既に説明していても毎回、当日の治療内容を
説明しましょう。

たったこれだけで、「信頼できる先生」と
思われるのですから、やらない手はありません。

10.治療中にコトバをかけていますか?

「患者さんアンケート」の中に
「もっと口を開けて!」と言われるのが
辛いという回答が多かったそうです。

口の開け方が小さくなってきたら、
いたわりの言葉を掛けて、
治療を中断できるものなら少し休んだり

中断できない場合には、もう少しで終わると
いたわりのコトバを書けるのが重要です。

「もう少しで終わる」と言っておいて
延々と続けたら逆効果ですが。

いかがだったでしょうか?

全般的に言えることは、
患者さんの身になってコトバを選んで、
適切なタイミングで使いましょう

ということです。

あなたには日常の診療室、診療チェアですが
患者さんにとっては、不安でいっぱいの場所です。

患者さんがリラックスして
治療に臨んでくれれば、あなたも楽になります。

別に、「患者さんにつくそう」などと
特別な事をする必要はありません。

あなた自身がリラックスして
平常心で臨めばいいだけです

イライラしていたり、ソワソワしていたり
頭がボーっとしていたりしなければ
大丈夫です。

プロフェッショナルらしく
ゆったりと堂々と治療に臨めば
患者さんも安心します。

今日も読んで頂き
ありがとうございます。

歯科医師 黒飛

P.S.
今日のポイントは表現を変えると
診療の心得にもなります。

もし、あなたの歯科医院で
「不十分だな、気を付かないといけないな」
というものがあれば、診療の心得にして
貼りだすのもいいかもしれません。

P.S.
あなたはもう取組まれましたか?

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