「歯科医院の差別化」にも、いろいろあります

「歯科医院の差別化」にも、いろいろあります

こんにちは、黒飛です。

 
先日、スタッフがコンビニへ
買い物に行った時の話です。

 
ついでに、私の買い物もお願いしたのですが
いつもより帰りが遅かったので、
戻ってきたスタッフに声をかけました。

私:
「どうしたの?ずいぶん、遅かったじゃない?
事故にでもあったのかと心配したよ」

スタッフ:
「すみません。
ちょっと、ミニストップまで行ってたので、、、」

私:
「えっ?あの店は遠いじゃない?
近くにセブンイレブンがあるのに、
わざわざ行ったの?」

スタッフ:
「えぇ。あまりにも暑いので。
それでアイスが食べたくなって。
でも、折角なら新商品のアイスが欲しくて行ってきました。」

と、汗を流しながら語るスタッフ。

「そんなに暑いんだったら一番近くのコンビニに行って
さっさと帰ってくればいいのに、、、」
と思ったのですが

ここでハタと、マーケターの血が騒ぎ出しました。

 

ミニストップはどういう戦略で
戦っているんだろう?

 
歯科医院の数はコンビニより多いと
比較されるコンビニですから
参考になるかと思い
ちょっと調べてみることにしました。

業界1位の知名度・店舗数を誇るのは
セブンイレブン

店舗数2位がローソン
3位がファミリーマート

あなたがコンビニと言われてすぐに思い出すのも
この3つくらいではないでしょうか?

ですが、その他にも、
ミニストップ、
スリーエフ(首都圏)、
サークルK・サンクス(中部圏)
などもあります。

通常の業界では、その業種が成熟期に入ると
ほぼ2つか3つの会社に絞られると言われます。

なのに、展開地域を限っていれば別ですが
どうして、多くのコンビニが
生き残っているのでしょうか?

 

カギは「ポジショニング」

 

色々な要因があると思いますが
ミニストップの場合には
他のコンビニとの差別化のために、

自らを「コンボストア」
(ミニストップ考案の造語)
と位置付けています。

「コンボストア」とは
コンビニとファーストフードが
融合したお店の名称だそうです。
(ミニストップのホームページより)

つまり、24時間、その場で
出来たてのフードが味わえる店
ということのようです。

コンビニは品ぞろえもたくさんで
日用品なども扱っていますから
歯科医院とは違いますが

 

歯科医院も自分のポジションを明らかにして
それをアピールしていけば
患者さんから選ばれるようになります。

 

歯科治療という面では
他の診療所と変わりません。

ですから、治療以外の技術やサービスなどで
差別化できないかを
考えてみては如何でしょうか?

いつも言う歯科医院のUSPのことです。

 
例えば、あなたの医院の患者さんに
なんらかの特徴(年齢や性別、職業など)が
あれば、その層向けのサービスを充実させて
その層の患者さんしか受けない

そのかわり、その層の患者の満足度は
極端に高くするという方法もあります。

もちろん、歯科医院の規模を最大化するとか
最新器具が揃っているとかで
差別化する方法もありますが

実は差別化は、
そんな設備投資をしなくてもできます。

 

ぜひ、差別化のネタを探すつもりで
先生の患者さんの特徴
近隣の歯科医院の特徴やウリなどを
調べてみてはいかがでしょうか?

 
この話は、長くなりますので
また別の機会にお話しさせて頂ければと思います。