「当たり前」が難しい@歯科

「当たり前」が難しい@歯科

こんにちは、
株式会社デントランス代表
歯科医師の黒飛です。
 
 
今週も後半ですね。
頑張りましょう。
 
 
歯科医院の増患に限りませんが
患者さん・お客さんを集める最強の方法は
「口コミ」です。
 
逆に言えば、悪い噂がたったら
その時点でアウトです。
 
日本の近代資本主義の父といわれる
渋沢栄一氏の言葉に
「商売の徳義で最も重大なるは“信”である」
という有名な言葉があります。
 
この“信”という字は
「人」に「言」と書きます。
 
この字のように、信じるとは、
人の言ったことを指します。
 
また、信じるという言葉は
宗教では「信者」として
商業では「儲かる」として
使用されています。
 
人が言ったことを信じて
導かれることによって信者になったり
儲かったりするわけです。
 
つまり、私たちは自分の発する言葉に、
大きな責任を持つことが
求められているのです。
 
 
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その言葉、周囲にも伝わっています
 
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しかも、言葉の凄いところは
話している意味がわからなくても
何となく雰囲気が伝わるところです。
 
患者さんと話している時には注意して
優しい言葉で話していても
 
スタッフに指示するときや
業者に対応する時に
ぞんざいな言葉を使うと
 
チェアに座っている患者さんにも
そのニュアンスが伝わります。
 
そうなると、患者さんは
 
「この先生は優しそうに見えるけど
 実は、結構厳しいんだ」とか
 
「根は意地悪な人かもしれない」
 
と思ったりもします。
 
チェアに座っている患者さんは
結構、緊張していますので
特に敏感になっています。
 
目では見えていなくても
先生の一言一言が
よく聞こえているのです。
 
そういうことがあると何かの拍子に
 
「あそこの先生は、見かけは親切だけど
 スタッフや業者の人には冷たいのよ」
 
といった噂が広まる可能性もあります。
 
 
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良好な人間関係構築の基本
 
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私たち歯科医師も人間ですから
時には怒ったり、愚痴を言うことは
あります。
 
ですが、クリニックは、ある意味
私たちの戦場です。
 
そこでは細心の注意を
払う必要があります。
 
患者さんと仲良く雑談してはいけない
といっているのではありません。
 
心を許しあえる患者さんの場合には
タメ口をたたいても大丈夫です。
 
そういう言葉でも
相手を思いやる先生の気持ちがあれば
それが周りにも伝わるからです。
 
そうではなく、
全ての関係者に敬意を払って
仕事をするべき、ということです。
 
ともすれば、私たち歯科医師は
「先生、先生」と言われることに
慣れてしまって、つい、
思いやりの気持ちを忘れがちです。
 
私たちは自分の言葉ひとつで
職場だけでなく、世間における人間関係を
創ることも壊すこともできるということを
深く認識する必要があります。
 
 
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言葉だけでなく、行動にも注意!
 
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そして、それらは言葉だけではありません。
 
クリニックの現場では
先生の一挙手一投足が注目されている
と認識すべきでしょう。
 
大袈裟なことをする必要はありません。
 
高齢の患者さんに手を貸してあげるとか
お子さんに話しかける時には
お子さんの目線に合わせてしゃがむとか
 
そういった、ほんのちょっとしたこと
いつもスタッフに気をつけるように
言っていることを、自然にすることが
大切になります。
 
このような当たり前のことを
当たり前にすることが、
患者さんの評判を呼びます。
 
もちろん、どんなに相手を思いやっても
悪口を言う人は必ずいます。
 
ですが、そういう人は自然と先生から
離れていくはずです。
 
そういう人は気にせずに
正しいと思うことを、
当たり前のようにすることが
求められているのだと思います。
 
先生のことではなく
自戒を込めて、お伝えしました。
 
参考になりましたら幸いです。
 
 
今日も読んで頂き
ありがとうございます。
 
 
株式会社デントランス
黒飛一志

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