歯科スタッフと信頼関係を築くためには

歯科スタッフと信頼関係を築くためには

こんにちは、黒飛です。

先日、結婚が決まったスタッフがいます。

受付担当の彼女は
非常に熱心に私の医院で働いてくれて
患者さんからの信頼も熱く、
本当に信頼できるスタッフです。

ですので、院長として非常に嬉しく、
このことを心から喜ぶことが出来ました。

結婚式での挨拶を頼まれ
彼女の晴れの姿を見るのは楽しみです。

しかし、反面、やはり結婚が決まり
その彼女は、時期を見て退職をすることを
希望しています。

 

歯科医院経営をしていると、どうしても
良いスタッフが辞めていく。
常にそういったことは起こります。

あなたもご存知の通り、
院長とスタッフの信頼関係は
歯科医院経営に非常に大切です。

長年勤めている人であれば信頼関係も自然と
できてきますが、雇ったばかりのスタッフ
だとなかなか信頼関係を作るのは厳しい。

雇ったばかりのスタッフとでも、
早く信頼関係を結ぶにはどうしたら、
いいでしょうか。

これって大きな課題です。

一生続く課題ですよね。

というのは、スタッフは常に変ります。

彼女たちにも人生のステージが有り、
結婚、出産、引っ越しなどであなたの
歯科医院を辞めていきます。

その分、新しいスタッフが入ってきます。

だからこれは一生続く課題なのです。

歯科医院経営は、患者さんを呼ぶことと
同様に、スタッフマネジメントは大事です。

せっかく育てたスタッフも
ある時期になると卒業していきます。

大好きなスタッフほど私も幸せになって
欲しいと思うので、結婚退職では
父親の気持ちになったりします。(笑)

そんなスタッフと信頼関係を築くことが
できれば、非常に経営は楽しい物になります

今日は信頼関係を築く方法の中でも一番
効果的な方法をお伝えします。

 

それは、

「スタッフ理念を掲げること」

です。

スタッフ理念と聞くと、
難しい話に聞こえるかも知れないですが
そうではありません。

簡単に言うと、
スタッフに関しての理念をもつことです。

 

多くの院長先生が、
・どんなスタッフに働いてもらいたいか

・彼女たちにどんなことをしてほしいか

・どんなことを彼女たちにしてあげるか

を明確にしないまま毎日の診療をしています

 

あなたはどんなスタッフに働いて欲しいですか?

あなたはスタッフに毎日どんなことを
してもらいたいですか?

あなたは、院長として彼女たちに
どんなことをしてあげますか?

 

これらの答えが曖昧だから、

彼女たちも何を院長に求められているかが
わからず、毎日の振る舞いや行動が
曖昧になっているのです。

彼女たちも本当は院長のあなたのニーズに
答えたいと思っているのです。

しかし、院長のあなたがそれを明確に
しなかったら、どうやって彼女たちは
行動できるでしょうか。

 

実は、これは
診断が曖昧なまま、治療を行っているのと
同じことなのです。

デンタルを撮らずに、
per(根尖性歯周炎)なのかpul(歯髄炎)
なのか、Hys(知覚過敏)なのか診断せず、

とりあえず麻酔して治療するようなものです

 

「正確な診断なくして、適切な治療なし」

と歯科医師なら誰もが心にとめる診療方針。

あなたのスタッフについては
どんな方針があるでしょうか?

今日のブログを読んで、
少し時間を取ってもらい
3つのことを書き出してみてください。

1、どんなスタッフに働いてもらいたいのか
(年齢、性格、振る舞い、言葉など)

2、スタッフがどんなことをしてほしいのか
(朝の行動、挨拶、患者さんとのやりとり、
院長とのやりとり、1日の終わりなど)

3、どんなことを彼女たちにしてあげるか
(福利厚生、成長を見守る、心遣いなど)

これら3つを明確にすることで
だんだんとそれらに合ったスタッフに
彼女たちが変っていきます。

私のクライアント歯科医院で試しましたが
効果抜群です!
ぜひ、取り組んでください。

 

しかし残念ながら、あまりにも理念と違う
スタッフはあなたの歯科医院を去って行く
ことになることもありますが、、、

今後は、もっと深くスタッフマネジメントを
伝えられたらと思います。

ぜひ、今日は3つのことを書き出して
みてくださいね。