同性間のセクハラ問題とは@歯科

同性間のセクハラ問題とは@歯科

こんにちは、
株式会社デントランス代表
歯科医師の黒飛です。
 
 
数ヶ月前に、人事問題をテーマに
ニュースレターを書かせて頂きました。
 
 
その中ではできるだけ多くの話題を
取り入れたのですが、
「セクシュアル・ハラスメント」の
話題も挿入しております。
 
いわゆる「セクハラ」問題といえば、
普通なら「男性から女性に」
というイメージになるでしょう。
 
しかし近年は、そう簡単に
決めつけることはできなくなりました。
 
 
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セクハラ問題は、同性間でも
正式に認められる時代に
 
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かつては男性から女性に
(あるいは女性から男性に)向けての
言動ばかりが取り沙汰されていましたが
 
2010年代に入ってから、
女性から女性に
(あるいは男性から男性に)
向けての言動も熱心に
問題視されるようになりました。
 
このため厚生労働省は、
同性間での言動をセクハラと認定し、
 
2014年の男女雇用均等法に
正式に盛り込んでいます。
 
 
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院長としては、同性スタッフの間でも
セクハラ問題が起きることを
避ける努力が求められます
 
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この動きは、歯科医院を
経営する立場のあなたにとって、
決して他人事ではありません。
 
歯科医院は女性が中心となって
活動する職場です。
 
このため、あなたが雇っている
スタッフたちの間に
同性間のセクハラ問題がいつか浮上して、
一大事になってしまう危険性は
否定できないでしょう。
 
 
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具体的な同性間のセクハラとは?
 
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細かい例を持ち出すときりがありません、
そこでこの場では歯科医院でも
起こりそうな事例に絞ります。
 
・結婚や恋愛、小作り等の、
 プライベートの詮索
 
私生活についてしつこく質問すること、
大声で噂を広めたりすることは、
「男性が女性によくするセクハラ」と
長い間みなされてきました。
 
しかし実際には、同性間でも
以前から頻発していたはずです。
 
※黒飛も、つねづね
 「私生活に関する質問やからかいが、
 女性同士だとセクハラにならないのは
 おかしい」と思っていましたが、
 とうとう数年前からこれも
 法的にご法度となってしまったのです。
 
・休憩時や退勤後、
 また休日のしつこい勧誘
 
休み時間や仕事が終わってから、
食事やお茶に誘うのは普通のことです。
 
もちろん男性が女性を誘うとなると、
下心がある恐れは否定できませんが……
女性同士だったら
そんな警戒はまずしないでしょう。
 
 
しかし問題となるのは、
限度を超えた勧誘です。
 
「いやがっているのに誘い続けるのはNG」
と、現在は明記されているのです。
 
・外見等に関する指摘
 
顔かたちを褒められる分には、
悪い気がする人はあまりいないでしょう。
 
しかしスタイルのこと等は
悪気がない場合でも、当人が
内心いやがっていることがあります。
 
たとえ褒めている場合でも、
スリーサイズのような情報については
何も言われたくないという女性もいます。
 
顔やスタイル、そして体重は
女性同士でもじゅうぶんに
「嫌がらせ(ハラスメント)」として
成立する恐れがあるのです。
 
 
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院長として、
同性間のセクハラについて
どう動くのが妥当か?
 
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これらの問題は、
いつ発生するかわかりません。
 
したがって、普段からセクハラに対する
知識を深めてもらうことが大事でしょう。
 
今なら、ネット等で簡単に
セクハラのガイドラインを入手できます。
一度全員に配布して読んでもらう、
といった方法が考えられます。
 
ただし、あまり神経質になりすぎるのも
よくないでしょう。
 
厳しくなると、スタッフたちは
何気ない日常会話すら
ためらうようになってしまいます。
 
殺伐とした雰囲気が院内に漂うのも、
院長のあなたとしては
極力避けたいところです。
 
 
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きちんと伝えることは大事ですが、
最初から厳しい態度を
見せなくてもOKでしょう
 
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院長のあなたとしては、
最新のセクハラの情報をスタッフたちに
伝えるにあたって、
 
「あまりうるさくいいたくは
 ないんですけど……」
 
といった切り出し方をしても
かまわないでしょう。
 
その上で
 
「休憩中におしゃべりするときも、
 あまりどぎついことは
 言わないようにして下さいね」
 
といった具合に、やんわりとした形で
念を押すようにしておくと
よいのではないでしょうか。
 
なお、その一方でスタッフたちには
 
「何か、不快に思ったことがあったら
 すぐに自分に教えて下さいね」
 
と普段から伝えることも大事です。
 
つまり、スタッフたちが
何でも腹を割って
相談してくれるようにしておくのが
ベストでしょう。
 
 
ここまでお読み頂き
ありがとうございました。
 
 
デントランス 歯科医師
黒飛一志
 
 
PS
 
スタッフのマネジメントは大変ですね^^;
 
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