それは傲慢ですよ@歯科

それは傲慢ですよ@歯科

こんにちは、
株式会社デントランス代表
歯科医師の黒飛です。
 
 
仕事でも人生でも、私たちは
ほとんど全てのことを
コントロールしたいと望みます。
 
全てのことをコントロールできれば
大きな安心感を得られるからです。
 
患者さんにはブラッシングの習慣を
身につけさせたいと思います。
 
受付スタッフには笑顔で元気に
挨拶するよう指導します。
 
子供には遊んでばかりではなく
勉強するように言います。
 
ですが、実際には、ほとんど全てのことを
コントロールすることは不可能です。
 
それどころか、
ほんのちょっとしたことさえも
コントロールすることができません。
 
 
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現実を直視しましょう
 
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先生は院長として、仕事中は
ある程度はスタッフをコントロールできる
と思っているかもしれません。
 
ところが、
機材を整理しておくように言っても
「後でやります」と言ってそのままとか
 
カルテを整理するように言っても
一向にやる姿が見えないなど
 
日々、無力感を覚えることが
あるのではないでしょうか。
 
今日の社会では、スタッフの行動を
昔ながらの意味でコントロールしたい
と考えるのは間違いです。
 
そんなことを考えるのは、
頭痛、不満、失望の原因にしかなりません。
 
とあるメジャーリーグの名監督は
「チームをまとめる秘訣は何か?」
と問われた時に、こう答えたそうです。
 
「自分のことを嫌っている半数の選手を
 好きか嫌いか決めかねている
 あと半数の選手から遠ざけておくことだ」
 
 
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影響を及ぼせることにのみ注力する
 
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監督は選手を厳密な意味で
コントロールすることはできません。
 
選手にその気がなければ、打たせることも
走らせることも、滑り込みをさせることも
バントをさせることもできません。
 
監督は選手の代わりにプレーすることも
選手にプレーさせることもできないのです。
 
ですが、選手に適切な情報を与えて
なぜそうすべきか納得させて
自分の思う方向に導くことはできます。
 
私たちが注力すべきなのは
私たちのコントロール下にあると思っている
要素に対してではなく
 
私たちが影響を及ぼし
インパクトを与えることのできる要素を
巧みに処理することです。
 
成果を上げたいと思うなら
成果はどれだけコントロールできるかではなく
どれだけ影響を及ぼしインパクトを
与えられるかが重要です。
 
スタッフに命令を下して
コントロールしたいという思いを捨てた時
私たちはもっと楽な気持ちで生き
スタッフの力を伸ばすことができます。
 
スタッフにポジティブな影響を与えると
その影響力はいつまでも持続し
自分の目の届かないようなところにまで
良い影響が及びます。
 
コントロールすることを放棄しましょう!
 
その代わりに、
スタッフに良い影響を与えることに
注力しましょう。
 
 
今日も読んで頂き
ありがとうございます。
 
 
デントランス 歯科医師
黒飛一志 
 
  
P.S.
 
このブログは
以下の書籍を参考にしました。
 
「スコアをつければ組織は動く」
ダイレクト出版
 
 
P.S.2
 
先生のスタッフマネジメントの力を
ぐんと上げるための相談会があります。
 
「歯科経営塾」です。
 
↓↓↓↓↓↓
http://www.shikajyuku.com/lp/