忖度(そんたく)してますか?@歯科

忖度(そんたく)してますか?@歯科

こんにちは、
株式会社デントランス代表
歯科医師の黒飛です。

最近、色々なところや場面で
「忖度(そんたく)」という言葉を聞く
ようになりました。

良く聞くために「なんとなく知っている」
とは思っているものの、本当の意味は?
と聞かれると、自信を持って答えられる人は
少ないのではないでしょうか。

本来「忖度(そんたく)」とは
「他人の気持を推しはかる」
という意味です。

相手が言わないけれども
過去の経験や、その場の雰囲気や態度から
相手の気持ちを推測するということです。

本来は、優しい心遣いの事をさす
良い日本語なんですね。

ところが、最近の報道の事件の影響で、
「手加減をする」とか「手心を加える」
と言った悪いイメージを持たれているのは
残念なことです。

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「忖度」で良い人間関係が作れる?

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忖度を広い意味で解釈すると
「相手の立場になって、考え、理解する事」
ともとれます。

先生やスタッフが、このような意味で
忖度できるチームなら、
それは素晴らしいことです。

そのようなチームなら、仕事も楽しく
いつも穏やかな心で仕事ができるでしょう。

ですが、忖度はそもそも主観的なもの
であるために、一歩間違えると
逆にトラブルの原因にもなります。

例えば、本人は
「良かれと思ってやったのに」
それが相手にとっては余計なこと
いい迷惑、という場合です。

先生が忙しそうだったので
確認をせずに歯型を
技工士に渡してしまったとか

先輩スタッフの機嫌が悪そうだったので
大事な書類の相談を後回しにしたとか

新人スタッフが知らないと思って
丁寧に挨拶や声掛けのレクチャーをする
などです。

心掛けは素晴らしいことですが
全てにおいてうまくいくとは限りません。

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仕事では「忖度」で人間関係を
作ろうとしないでください

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「忖度」に似た言葉には
「以心伝心」「阿吽の呼吸」などがあります。

「忖度」「以心伝心」「阿吽の呼吸」の関係は
作るものではなく、性格や考え方が合って
初めて出来上がるものです。

なぜかわからないけど気の合う友人や
長年連れ添ってきた夫婦などに
できるものです。

意識したからと言って
できるものではありません。

従って作る必要もありません。

それに代わって、仕事においては
「言うべき事は言う、聞くべき事は聞く」
の関係を構築することが大切です。

ただ、この時に、
単に聞いているだけではいけません。

「聞く」ではなく「聴く」のです。

相手が伝えたい事、求めている事を
見つけるような意識で聴きます。

ある意味、ここまでは
「忖度」「以心伝心」「阿吽の呼吸」
と共通する部分でしょう。

「他人の気持を推しはかる」ためには
まずは、相手の情報が必要ですからね。

ただ違うのは、その先の行動において
「相手に確認をするかしないか」です。

相手に確認をしないで
良かれと思って行動するのが忖度であり

仕事においては、必ず相手に確認しましょう
ということです。

この「確認する」という行為をするだけで
人間関係が格段に良くなります。

間違いが減り、生産性も上がります。

忖度せずに確認しましょう

今日も読んで頂き
ありがとうございます。

歯科医師