こんにちは、
株式会社デントランス代表
歯科医師の黒飛です。
昨日は兵庫県の歯科医院の訪問歯科の
コンサルティングに行ってきました。
訪問歯科は、今後伸びる分野ですので
取り組まれて下さい。
さて、本題です。
クリニックは女性が多い職場です。
院長先生が男性の場合には
女性スタッフとのコミュニケーションが
問題になってくるケースがあります。
これは、男女間の違いによるものです。
男性と女性の
どっちが良いとか悪いではありません。
違いがあって良いのです。
ただ、その違いが原因で不幸になるのは
互いに望んではいないでしょう。
そのためには、お互いに
相手が何を大切にしているのか
ということを理解しておくことが
重要になると思います。
では、具体的に、男女の違いとは
どういいことなのでしょうか?
婚活スペシャリストの佐藤律子氏が
メルマガで紹介している
「男性上司と女性部下の例」
を参考に、考えてみたいと思います。
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女性から見た「男性」
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佐藤氏は、
『男性の仕事の目標は、地位、名誉、
お金を得ることによって、
社会的に出世することです。』
男性は上司の仕事の範囲を
「仕事の効率が上がるチームづくり」
と考えています。
部下に的確な指示を出し、
やる気を引き出す。
これが上司の仕事です。
男性部下は
「上司を『師匠』として尊敬しながら、
仕事の結果を出す」ことに
やりがいを見出しています。』
と言います。
まあ、人によって
欲求の強さは違うでしょうが
本能的に、男性は闘争志向でしょうね。
それに、チームの効率を上げたい
と思うところなどはドキッとしますね。
世の中はそれで発達してきたところもあるし
一方で、機械的で、冷たい感じがする
ということもあるでしょう。
個人的には、世の中は
男性的社会と女性的社会を行ったり来たり
しているのではないかと思います。
余談はさておき、
上司を「師匠」として尊敬する
というところなども、
勤務医時代を思い出すと
心当たりがあるのではないでしょうか。
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では、女性はどうなのか?
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佐藤氏は、次のように言います。
『女性部下は心のどこかで、上司に
「お父さん」や「お兄さん」を
求めています。
ですから上司の仕事の範囲にプラスして
「職場での雰囲気づくりや、
部下である私のメンタルケア」までを
求めているのです。
問題解決のためではなく、
「共有」だけが目的で、上司に
ホウレンソウしていることが多いのです』
全ての女性がそうだとは言いませんが
確かに、思い当たる節があります。
相談を聞いているうちに
相談者である女性の方が勝手に
解決策や結論を導き出してしまい
「今の相談はなんだったの?」
と思うことがあります。
あるいは、
何か不満がありそうだったので
話を聞いていたら
「先生に話を聞いていただいて
スッキリしました。
ありがとうございます」と
言われたこともあります。
不満の原因が解消されたわけではなく
単に、話をしただけなのに、です。
男性としては、問題があれば
「じゃあ、どうしよう」となるのですが
女性は同じ不満や悩みを
共有してもらいたいと
思っているのですね。
佐藤氏は、こうも言っています。
『女性部下とのコミュニケーションは、
「わかっているよ」の共有意識が
大事なのです』
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女性スタッフとの
円滑なコミュニケーションの秘訣
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女性スタッフから、
相談や不満があった場合、男性の先生は、
すぐに結論を求めるのではなく
まずは、優しく聞くことです。
「今、忙しいんだけど」とか
「それは私ではなく〇〇さんに」
と思っても、口に出してはいけません。
ちゃんと最後まで聞いてあげることです。
先生とスタッフの年齢差にもよりますが
「父親」か「兄弟」にしているように
体調に気遣ったり、
髪型を変えたことに気付いたり
研修出張のお土産を渡したりするだけでも
コミュニケーションが良くなります。
ただ、注意点がひとつ。
それは、男性の勤務医にも
このことを話しておくことです。
そうでないと、
院長は女性フタッフに甘いとか
おべっかを使っているとか思われて
「師匠」の権威が落ちてしまいます。
そうすると、男性の勤務医は
こんな先生と一緒に仕事ができない
と思ってしまいます。
ややこしいですが、これも
クリニックを取り纏める先生の役目です。
今日も読んで頂き
ありがとうございます。
株式会社デントランス
黒飛一志