本当に伝わっていますか?@歯科

本当に伝わっていますか?@歯科

こんにちは、
株式会社デントランス代表
歯科医師の黒飛です。
 
 
昨日は、品川で
「訪問歯科スタートアップセミナー」を
行いました。
 
訪問歯科をスタートする時に
知って貰いたい知識を詰めておりますので、
 
興味のある先生は
次回、6月27日(土) 17:00~@品川
で開催します。
 
お越し下さい。
 
お申込は、
info@brain-j.com
 
へよろしくお願いいたします。
 
 
本日は、13:00より
東京駅前で
「IT化・時間管理セミナー」を
開催します。
 
25人以上の先生方に参加して頂くので
非常に楽しみです。
 
歯科医院の時短戦略をお伝えします!
 
http://sika-seminar.com/jikan
 
 
さて、本題です。
 
 
突然ですが、先生の気持ちや想いは
スタッフに伝わっていますか?
 
ほとんどの先生は
「たぶん伝わっていると思いますよ」
とお答えされます。
 
私も同じ質問されたら、
同じように答えると思います。
 
ですが、残念ながら
人の気持ちや想いほど
伝わりにくいものはありません。
 
「伝える」という行為と、
「伝わった」という結果は全く別物です。
 
 
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「伝わらない」から、こうなります
 
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スタッフは、先生が伝えている
(と思っている)仕事や業務の意味が
わかっていません。
 
院長先生から「押し付けられている」と
感じています。
 
ですから、
イライラ、不平不満がつのります。
 
「そんなことはない。
 ウチのスタッフはちゃんと笑顔で
 テキパキやってくれているよ。」
 
本当にそうなら、それは喜ばしいことです。
 
ですが、多くのスタッフは
 
「顔や態度に出すと叱られて
 面倒くさいことになるから
 先生の言われた通りにやっておこう」
 
と思っているのではないでしょうか?
 
 
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なぜ、伝わらないのでしょうか?
 
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人は行動する理由がわかれば
自ら行動します。
 
反対に、行動する理由がわからないと
すすんで行動することはありません。
 
では、なぜ、行動する理由が
伝わらないのでしょうか?
 
それは、先生とスタッフで
見ている方向が違うからです。
 
そこにギャップがあるからです。
 
先生は、少しでも歯科医院をよくしたい、
患者さんに貢献し、質の良い医療を
提供したい、、、と思っていても
 
スタッフは、
少しでも早く帰りたい
プライベートが大事、、、と思っています。
 
このようなギャップがあるから
気持ちや想いが伝わらないのです。
 
 
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スタッフとのギャップを埋める方法
 
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残念ながら、このギャップを埋める
簡単な方法はありません。
 
唯一の方法は、スタッフが納得出来る
「理由」を説明することです。
 
納得できる理由がわかれば、
おのずと仕事への姿勢が変わります。
 
スタッフそれぞれ
納得できる理由は違ってきます。
 
ですが、歯科医院のスタッフであれば
「患者さんの役に立ちたい」という
気持ちは全員にあると思います。
 
ですから、患者さんのためになる
という理由を納得させてください。
 
そうして仕事への姿勢が変わると
すると意欲が湧き、向上心が芽生えます。
 
 
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納得させるために、説得していませんか?
 
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人は説得されると、自然と
「説得されないように」バリアをはります。
 
それを無理にこじあけようとすると
修復不可能な関係になることもあります。
 
ですから、スタッフ自らが
それに気づくようにすることが大切です。
 
そのために使えるのが「質問」です。
 
「質問」はパワフルな
コミュニケーションツールです。
 
質問されれば、スタッフは考えます。
 
スタッフが自ら出した答えには
スタッフは逆らえません。
 
(これを行動心理学では
「一貫性の原理」とよんでいます)
 
例えば、
 
「どんな人が、患者さんに応援され、
 支持され、愛されるの?」
 
と質問します。
 
それに対して、
 
「患者さんに優しく、笑顔で、
 周囲を和ませ、癒し、元気を与える人」
 
と答えたとします。
 
先生は、そのような人になるための協力を
惜しまないと約束します。
 
そして、読んで欲しかった本や
参加してほしいセミナーなどを紹介します。
 
終業後の毎月の勉強会を提案します。
 
もちろん、さきほどのスタッフの答えに
沿った形で提案します。
 
そうしたら、スタッフは
自分の言動を一致させるために
その必要性に納得するはずです。
 
そうすると、スタッフは
多くの本を読んで、自分の資質を磨きます。
 
患者さんに満足していただくために、
セミナーに参加して技術を磨きます。
 
いつも、心からの笑顔で
患者さんをお迎えし、お見送りします。
 
患者さんの幸せにつながると信じて、
自信を持って歯ブラシをお勧めします。
 
患者さんにとって必要だと気づけば、
売上も意識し、貢献するようになります。
 
いつもの先生のスタッフへの要望が、
押し付けにならず、スタッフ自身が考え、
気づき、自立して歩けるようになるのです。
 
 
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先生に必要なことはこの3つです
 
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1つは、適切な質問をすること。
 
2つ目は、スタッフの答えに従って
成長の機会を提供すること。
 
最後の3つ目は、
成長したスタッフを褒め
次の目標を与えること。
 
この3つさえやれば、
スタッフとのギャップを埋め
優秀なスタッフを育てることができます。
 
簡単ではありませんが
だんだんと先生はできるように
なっていきます。
 
頑張って下さい。
 
  
今日も読んで頂き
ありがとうございます。
 
 
歯科医師 
黒飛一志
 
 
P.S.
 
スタッフマネジメントはすべての先生の
課題だと思います。
 
リッツカールトンに来て
グループコンサルに参加して、
スタッフマネジメントを学びに来て下さい。
 
スタッフマネジメントができれば、
先生はもっと楽しい医院経営ができます。
 
http://dtr.jp/skj