テクニックだけではダメなんです!

テクニックだけではダメなんです!

こんにちは、
株式会社デントランス代表
歯科医師の黒飛です。
 
 
先日、インターネットで
面白い調査結果を読みました。
 
それは、一般企業の
社内コミュニケーションに関する
アンケート調査です。
 
そこには、経営者も一般社員も
「社内のコミュニケーション」
に課題を感じているとありました。
 
面白いのは、
「コミュニケーションが課題」と答えた
経営層と一般社員の割合です。
 
さて、経営層と一般社員の
どちらが多かったと思いますか?
 
実は、経営層も一般社員も
同じ割合だったのです。
 
互いに、ほぼ同数の6割の人が
コミュニケーションに問題を
感じているそうです。
 
つまり、会社のトップから末端まで一様に
半数以上がコミュニケーションに
問題を感じているということです。
 
これは、歯科医院でも
似たようなものではないでしょうか?
 
多くの院長先生が、スタッフと
「コミュニケーションに問題がある」
とおっしゃいます。
 
おそらく、先生のスタッフも
同様に感じているのではないでしょうか。
 
 
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コミュニケーションの3つの問題
 
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どうして、多くの人が
コミュニケーションに問題がある
と感じているのでしょうか?
 
一般的に、
良好なコミュニケーションができないのは
次の理由からだと言われています。
 
 
1.真剣に話し合っていない
 
これは、そもそも
互いに理解しようとして話をしていない
ということです。
 
自分の都合だけ、ということです。
 
例えば、次のようなことです。
 
・相手に良い印象を与えるだけの目的で
 話をしている
 
・両者が受け入れられる解決策を
 生み出すための努力をしていない
 
・建設的な解決策を探るために
 相手と話し合う努力をしていない
 
 
2.どちらか一方が上の空
 
相手が話していることを
真剣に聴こうとしないということです。
 
こういう時には
 
・自分は次に何を言うべきかを考えている
・相手の提言にどう答えるべきかを考えている
・次の議論をどういう形で進めるべきか
 を考えている
 
というように
「相手に負けないようにしよう」というような
気持ちになっている場合が多いようです。
 
 
3.話の内容に誤解がある
 
一方が言ったことを他方が違った意味に
とってしまうことです。
 
相手のことを理解しようとしない場合を除いて
これらの問題を解決するには
 
相手の言うことを注意深く聴くようにすること
が重要と言われています。
 
ですが、実際に人の言うことを
注意深く聴くぐらい難しいことはありません。
 
 
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注意深く聴くためのテクニック
 
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コミュニケーションは双方向ですから
こちらが注意深く聴いていることがわかると
相手もわかりやすく話すようになります。
 
そうすると、自然に、より注意深く
聴けるようになり、
円滑なコミュニケーションができます。
 
つまり、相手に
「自分は理解されている」
と思わせることがカギになります。
 
そこで使える簡単なテクニックをご紹介します。
 
 
1.相手が言ったことに十分注意を払う
 
時々、「ちょっと待ってください。
あなたの言われたのはこういうことですか?」
などと確認をします。
 
そうすれば、相手は
先生が真剣に話し合おうとしているのが
わかります。
 
単に、相手が話した言葉を復唱するのではなく
自分なりの言葉で話をすることが大切です。
 
 
2.相手の言葉の意味を十分かつ明確に
 説明してもらう
 
相手が「こういうことを言っているんだろう」
と思っても、それで終わりにしないでください。
 
先生の理解を深めるために
「それはどういう意味ですか?」
と聞きます。
 
そうすれば、相手には
先生が真剣に理解しようとしていることが
伝わります。
 
 
3.不明な点は繰り返し説明してもらう
 
これは文字どおり、誤解が生じないように
不明な点を残したままにせずに
相手に説明してもらうことです。
 
相手の説明に納得したら
「説明してもらって良かったです。
よく理解できました」と返答すれば
相手も嫌な感じはしません。
 
 
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でも、本質は、テクニックではない
 
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どれだけ話術に長けていようが
素晴らしいテクニックを身につけようが
 
“あること”が抜けていると、本当に良好な
コミュニケーションをとることができません。
 
その“あること”とは、
「相手の立場に立って物事を見たら
どう見えるかを理解するよう努力する」
ということです。
 
これが、本当の意味での
“聴く”ということだと思います。
 
相手の考え方、要望などをそのまま理解し
感じ取ることができなければ
コミュニケーションとは言えない
のではないでしょうか。
 
相手を理解した上で、相手の言葉で
先生の考え方や希望・主張を話せば
相手に伝わりやすくなるはずです。
 
そんなに簡単なことではありませんが
努力する価値はあると考えています。
 
先生も
一緒に努力してみませんか?
 
 
今日も読んで頂き
ありがとうございます。
 
 
株式会社デントランス
黒飛一志

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