こんにちは、黒飛です。
行動できる人と行動できない人の
違いはなんでしょうか?
これは多くに人が持つ疑問です。
もし、あなた自身がなかなか行動できない、
もしくはスタッフがなかなか行動してくれないのであれば、
今日の話は役に立つと思います。
アイディアに価値なんてない
行動が伴わなければ、
いくら知識を集めても、
アイディアを出しても、
何の役にも立ちません。
アイディアに価値なんてありません。
いいアイディアのひとつや
ふたつ誰でも持っているものです。
しかし、なかなか実行に落とせない
という人は多いものです。
いざ実行しようとすると
なぜか、ほとんど進みません。
何が違う?
実際、私にも今そういうスタッフが部下にいます。
彼はやる気がありますし、
熱意もある。
歯科医院のことが好きで、
院長先生と仕事をするのを楽しんでいる。
失敗するのが怖くて、
前に進めないタイプでもない。
そんな彼なので、
たくさんのアイディアを出してくれます。
ビジネス書も読んでいるようで、
そこから引っ張ってくるものもあるのでしょう。
中にはなかなか秀逸なものもあり、
「おー、いいね!」
と褒めることも何度かありました。
しかし、3ヶ月後・・・
しかし、3ヶ月がたって、
おかしいと感じるようになりました。
そう、ご想像の通りです。
彼の出したアイディアはほとんど実行されずに
宙に浮いたままになっていました。
なぜか?
なんでこの子は熱意があるのに、
実行できないのか?
本気で考えました。
しかし、
理由が見つかりません。
一緒に昼を食べに行き、
2時間ほど話を聞いたところで、
ようやく理由がわかりました・・・
実行しにくいアイディア
彼が出してくれた案は
面白いもの、いまいちなもの含めて、
どれも「大きな」アイディアでした。
言葉を変えると、
漠然としていたのです。
たしかにかっこいいアイディアで、
実現したら素晴らしい。
しかし、筋道が読めず、
抽象的なものばかりでした。
大きなアイディアは大歓迎ですが、
これではダメです。
なぜなら大きなアイディアは、
実行しにくいからです。
具体的であること
実行に移すというのは、
非常に具体的な作業です。
具体的にしないと、
何も進みませんから。
ですから、
アイディアを思いついたら、
具体的に落とし込む必要があるのです。
小さいアイディアであれば、
それ自体が行動であったりします。
だから実行しやすい。
しかし、大きなアイディアは、
それ自体が行動ではありえません。
だから、
大きなアイディアを行動まで
落とし込む必要があるのです。
分解
漠然としたアイディアは何も生み出しません。
行動へ落とし込むためには、
分解あるのみです。
行動プロセスを作るということです。
「スタッフリクルートに力を入れよう!」
というアイディアが出たとします。
「力を入れる」というのが既に
具体的ではありません。
20人面接に呼んで、
その中から優秀な人を選ぶプロセスを経て、
2人を採用しよう!
であれば、かなり具体的です。
これを、さらに、
■20人呼ぶためにすること
・
・
・
■優秀な人を選ぶプロセスとは?
・
・
・
■採用の条件は?
・
・
・
などという風に分解していきます。
そうして初めて、
アイディアは実行のフェーズに乗ってくるのです。
もしあなたのスタッフが行動できずに
困っているのだとしたら、
分解のフェーズを手伝ってあげて下さい。
そして、一歩目のタスクと
スケジュールを明確に決めることです。
そうすれば、
実行に移せる確率は格段にあがります。
もしくは自分で何かアイディアがあって、
それをずっと置いておいてしまっているのであれば、
タスク分解のプロセスを踏んでみて下さい。
きっと行動できる可能性があがるはずです。