こんにちは、
株式会社デントランス代表
歯科医師の黒飛です。
現在は、バリアフリーが
何かと重視される時代です。
少子高齢化の時代ですから、その動きを
止めることはできないでしょう。
医療機関は、ご高齢の方や
お身体に障害をお持ちの方が
よく訪れる施設です。
つまり、バリアフリーは特に重要です。
そして歯科医院も医療機関の一種です。
バリアフリーの導入は、
「やるのが当たり前」、
そう思われても不思議ではありません。
今日は、バリアフリー化に関して
ちょっとしたアドバイスを
ご紹介しましょう。
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車椅子の患者さんをお迎えする場合、
段差は大敵となります
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※ 段差がない先生もヒントがあると思います
以前に送ったメールで、
土足で上がれる構造にする場合と
しない場合についてお伝えしています。
また、スリッパの導入についても
お伝えしています。
医院の立地条件によっては、土足で上がれる
構造にできない場合があるわけですが、
その場合はスタッフが必要に応じて、
介助をすることが大事であることも、
同時にお伝えしています。
ところで、車椅子をお使いの方が
来院なさることもあります。
このような場合、特に厄介なのが
「段差」ですね。
医院の外側にスロープを取り付けることで
対応できますが……
それが難しいケースもあるでしょう。
また、靴を脱いで頂く医院であれば
、院内に段差がある場合が多いでしょう。
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段差がある場所に、持ち運びできる
簡素なスロープを用意しましょう
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このような場合は、段差のところで
「車いす用スロープ」を使うと便利です。
では「車いす用スロープ」とは?
電車によくお乗りになる方なら、
駅員が車いすの方を電車内に誘導する際に
キャスター(台車)のようなものを使って、
プラットホームから車いすでスムーズに、
社内に移動できるようにしている光景を
ご覧になったことはないでしょうか?
車いす用スロープは、
まさにそのような目的で使います。
段差のあるところにこの設備で
橋渡しをするのです。
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車いす用スロープを購入した場合に
期待できるメリットとは?
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一歩も歩けない方の場合、段差のような
車いすで通れないところを
誘導するのはたいへんです。
車いすごと抱きかかえるようにして、
または患者さんの身体だけ抱きかかえて
超えることなら、むろんできますが……
男性には問題ないかもしれませんが
腕力がない女性スタッフには
かなりハードでしょう。
しかしこのスロープがあるなら、
だいぶ楽になります。
※もちろん、後ろに倒れないように
介助する必要はありますから、
油断してはいけませんが。
そしてもう1点。
橋渡しをした上を、車いすで
問題なく通行できるように
設計されています。
ようするに、耐久性もしっかりしている
製品がほとんどです。
※しかし、丈夫であるにもかかわらず、
持ち運びが簡単なように
できるだけ計量につくられています。
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現在は、ネット通販の全盛時代。
車いす用スロープを買うことも
驚くほど簡単になっています
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車いす用スロープは、安い品であれば
1万円台から販売されています。
少し高いかもしれませんが、
ひとつ購入しておくだけでも
だいぶ便利に使えるはず。
インターネットの通販サイトでも
たくさん販売していますから、
日本全国、どこで開業している場合でも
医院まで送り届けてもらうことは
とても簡単です。
※折り畳み式になっている製品や、
安全のために滑り止めがついている
製品も、たくさん流通しています。
ハイクォリティなものを手に入れれば、
満足度はさらに高まることでしょう。
歯科経営塾やセミナーで先生方に
伝えていることの一つに
「医院経営で一番高いのは人件費、
1度しかかからない経費は安いので
人件費削減になるならどんどん投資すべき」
という話しです。
簡素なスロープの購入で
今まで受付スタッフなどの手が取られていた
部分を削除できるなら、すぐにペイする
かも知れません。
何より、時代に合わせて
患者満足度の向上につながるなら
対応して下さいね。
ここまでお読み頂き
ありがとうございました。
デントランス 歯科医師
黒飛一志