その対応は間違いです!@歯科

その対応は間違いです!@歯科

こんにちは、
株式会社デントランス代表
歯科医師の黒飛です。
 
 
先日、都内で地下鉄に乗りました。
 
ホームに入ったらタイミング良く
電車が来たので、空いている車両に向かって
ゆっくりと歩いて行きました。
 
そのうち、ドアが閉まる合図が流れたので
近くのドアから乗車しようとしたのですが。
 
思ったよりも早く
ドアが閉まりだしました(汗)
 
不意をつかれた格好になり
無意識に身体を乗り出したら
右足がドアに挟まれました。
 
急いでいたわけではないので
右足をドアから外して
電車から離れました。
 
そしたら、再度ドアが全開になったので
ゆっくりと電車に乗り込みました。
 
無事にドアが閉まり、電車が発車したら
駆け込み乗車注意の車内放送が入り
周囲の乗客の冷たい視線を感じて
場の悪い気持ちになりました(汗)
 
 
=================
 
タイミングは人によって違うもの
 
=================
 
 
駆け込み乗車は危険ですが、今回は
無理やり乗車しようとしたわけでは
ありません。
 
ドアが閉まるタイミングが
合わなかったことが原因です。
 
おそらく、この電車の車掌さんは
いつものタイミングで
ドアを閉めたのでしょうが
 
それが「私の常識のタイミング」と
合っていなかったのです。
 
このようなことは、
その他にもいっぱいあります。
 
例えば、レストランで
仲間と話に夢中になっている時に
突然、新しい料理を持ってきて
 
仲間との話を遮るように
料理の紹介をするウェイターがいます。
 
ほんのちょっと気を遣って
話すタイミングを計っていれば
お客さんの邪魔をせずに料理を出せるのに
自分のタイミング(都合?)を優先して
やってきます。
 
そこで話が中断して盛り下がったり
それまでの話が気になって、
料理の説明が頭に入らなかったりします。
 
一方、上手なウェイターさんは
「お客さんのベストなタイミング」
を見計らって料理を出してきます。
 
お客さんからすると、
とても自然なタイミングで出されるので
料理の説明もよく聞くし
スムーズに話を再開できます。
 
同じ料理、同じ値段でも
前者の方は雑に扱われた感じがしますが
後者の方は上品なイメージがあるでしょう。
 
このように、特にサービス業では
お客さんのタイミングに合わせて
サービスすることが大切になります。
 
 
====================
 
患者さんのタイミングを計っていますか?
 
====================
 
 
歯科医院でも、
患者さんのタイミングでヒアリングしたり
治療したりすることが大切です。
 
忙しいから、ついつい自分のタイミングで
事を進めてしまう傾向にありますが
そうすると患者さんは
雑に扱われている印象を受けます。
 
例えば、ヒアリング時に
患者さんが話しているのにもかかわらず
時間がないからと
次の質問に移ってはいませんか?
 
あるいは治療の最中に、
「次は奥歯をちょっと削りますね。
これから吸引機を入れますよ。」と
 
声かけをして、患者さんのタイミングに
合わせるように心掛けているでしょうか?
 
このような細かい事を
一つ一つ丁寧にやっていくことで
 
「親切な歯医者さんだ」「安心する」
「患者を大切にする歯医者さんだ」
と思われるようになります。
 
当然、患者さんはそういった歯科医院に
行きたいと思いますし
口コミされやすくもなります。
 
ぜひ、自分のタイミングでなく
患者さんのタイミングに
注意を払うようにして下さいね。
 
 
 
今日も読んで頂き
ありがとうございます。
 
 
歯科医師
黒飛一志
 
 
P.S.
 
電車の場合には、
不特定多数の乗客のタイミングを
合わせるのは困難ですから、
慣れしかないですかね?
 
東京の電車は苦手かも知れません^^;