来院してほしい患者さんを明確にしましょう@歯科医院

来院してほしい患者さんを明確にしましょう@歯科医院

こんにちは、黒飛です。

 

ホームページや広告の要点は
たったの一文で表現できます。

「誰に、何を、どういうか?」

その中でももっとも重要と言われ、
もっともないがしろにされがちなのが、
「誰に」の要素です。

 

誰に?

 

「誰に」歯科医院に来て欲しいのか?

この質問に対して、あなたであれば、
どのように回答するでしょうか?

・虫歯の患者さん
・一般でもいいけど、自費治療の方がより嬉しい
・誰でもいいからより多く来て欲しい

こういった回答になってしまうと、
ダントツ歯科からは、遠くなってしまいます。

気持ちはよくわかるのですが、
このように対象を明確にしていない
広告やホームページでは人は反応しません。

 

なぜ対象を絞る必要があるのか?

 

理由は簡単で、
歯科医院が多すぎるからです。

歯科医院はタダでさえ、
価格やサービスで違いを打ち出すことができません。

それなのに、
日本ではコンビニ並に乱立されているため、
患者さんの選ぶ基準が「立地」以外に
ほとんどなくなってしまっているのです。

患者さんが選ぶ方法がないのが、歯科医院の現状なのです。

そんな中、
「ああ、自分にぴったりの歯医者なんだ」
と思えるような歯科医院があったら、どうなるでしょうか?

そこの歯科医院を選びますよね?

選ぶ対象はきちんと精査する必要が
ありますがこの絞り込みの効果は
想像以上に大きくなります。

 

絞り込みの手順は?

 

まずは、
理想の患者さん像を考えます。

あくまでも
「理想」で構いません。

どの程度まで具体的に想像するべきなのか?

正解は、「できる限り」です。

年は?
住んでいる地域は?
性別は?
収入は?
職業は?
家族構成は?
好きなものは?
嫌いなものは?
歯科医院に対しての印象は?


周辺に歯科が密集している場所では、1人を。
人口が少ない場合には、3人から4人、
理想の患者さん像を組み立てます。

一般的に「ペルソナ」と呼ばれますが、
このペルソナに響くようにすべての
要素を組み立てて行きます。

 

例えば

とある、
こども専門の歯科医院。

内装も広告も、歯科医院の名称も、
すべてこども向けで統一をして、
1年目で年商1億円を突破しています。

すべての面でマーケティングを完璧に実践し、
患者さんから喜ばれている
素晴らしい歯医者さんです。

 

とある、
高級路線のシフトした歯科医院。

地域に裕福なお年寄りが多いため、
そこに特化した治療院です。

サロンのような雰囲気を作り、
患者さんがいつでも来やすいような雰囲気を作っています。

お年寄りはホームページを見ないため、
お年寄りのご家族向けにホームページを制作しています。

このように、
誰を対象にするか明確にすれば、
おのずとやるべきことは見えて来ます。

 

フォーカス

 

コカ・コーラにペプシコーラが
いつまでたっても勝てないのは、
コカ・コーラが飲料のみに特化しているからです。

ペプシはレストランなどに手を広げてしまっています。

日本の企業がアメリカの企業に比べて、
極端に利益率が低いのは誰も彼もを獲得しようとして、
コングロマリット企業になってしまっているからです。

アメリカの企業は、
インテルしかりマイクロソフトしかり、
一点突破をしかけてきます。

マーケットが狭ければ、
すべてを取りにいかなければいけません。

しかし、競争過多の場所では、
反対に対象を絞るしか選択肢はありません。

あなたの歯科はどちらに当たるでしょうか?

もし、競合がたくさんいるのであれば、
「誰に伝えるか」

これを真剣に考える必要があります。