スタッフ採用に「スタッフ・リクルート・サイクル」を活用してください

スタッフ採用に「スタッフ・リクルート・サイクル」を活用してください

こんにちは、黒飛です。

 
春といえば、
新人スタッフが入ってくる時期ですが

多くの先生からは、「スタッフが集まらない」
というお話をうかがいます。

そこで、今日は、
私がセミナーでお話ししている

「スタッフ・リクルート・サイクル」の概要

について、ご紹介させていただきます。

 

「スタッフ・リクルート・サイクル」とは

その名の通り、歯科衛生士などの
歯科医院スタッフをリクルートする方法です。

ただ、毎年、この季節にだけやるのではなく
継続的に取り組むことで、
スパイラル・アップしていく方法です。

そして、最終的には
特別なスタッフ募集しなくても
自然とスタッフが集まる、強力な仕掛けです。

そのステップは、次の4ステップからなります。

 
ステップ1:医院の環境作り

ステップ2:求人活動

ステップ3:スタッフ教育・マネジメント

ステップ4:スタッフ定着

→ ステップ1の改善に戻る

 
それでは、順番にご紹介していきましょう。

 

ステップ1:医院の環境作り

 
どんなに求人を呼びかけても
スタッフが「働きたい」と思うような医院でないと
人は集まりません。

そのためにも、
「ウチはこんな医院ですよ」
「ウチで働くと、こんなことができますよ」
といったことを伝えなければなりません。

 

ですが、多くの医院では
給与、有給日数、勤務時間、勤務場所などの
基本的な情報しか伝えていません。

これでは、どこの医院も同じように見えるので
結局、給与や勤務場所、通勤距離などを比較して
良さそうなものを選ぶしかなくなります。

それで、多少無理して、給与などの条件を良くして
どうにか入ってもらっても、数ヶ月すると

「こんなはずじゃなかった」
「私の働きたい医院はココじゃない」

と思うようになり、何かの拍子で
あっさりと退職してしまいます。

 

そうなると、
求人募集にかかった費用と時間ばかりか
新人教育にかかった費用や時間までも
水の泡になってしまいます。

このため、スタッフ採用の時から
先生の医院の価値観、目指すものや
競合医院と比較した強み・弱み
などの「ウリ」を明確にしておく必要があります。

 

医院の「ウリ」の作り方

 
1.医院理念

これが最も大切ですし
最も伝わりやすいものです。

先生の理念に共感できるスタッフなら
高いモチベーションを維持できるでしょうし
長く働いてくれるでしょう。

まだ医院理念を作られていないのなら
すぐにでも作ることをお勧めします。

 
2.スタッフに聞く

すでにスタッフがいる場合には、
医院のどこが良いか聞いてください。

また、理想の医院に近づけるために
何をすれば良いと思うかを聞いてください。

これにより、スタッフ目線で見た時に
どこをアピール・ポイントにすればいいのか
がわかるようになります。

 
3.競合医院の調査

どんなに素晴らしい
アピール・ポイントがあっても

競合医院と同じポイントでは、
その部分の比較、競争になってしまいます。

ですから、競合医院のホームページや
求人募集広告などを調べて
競合医院がアピールしていないポイントを
メインの武器として絞り込みます。

なお、スタッフは学校つながりなどで、
結構、競合医院の情報を持っていますので
スタッフに聞いてみるのも有効な手段です。

 
4.院内整備

それまでに出てきた改善点を実行します。

改善点の中には、
すぐにはできないものもあるでしょうが
今年だけで終わる活動と考えずに
できるところから取り組むことをお勧めします。

 
5.求人文章作成

対面で話をするにしても
求人広告にするにしても
アピール・ポイントを書き出してください。

そうすれば、先生の考えもまとまるし
いざとなった時に、
スラスラと言えるようになります。

 
長くなってしまいましたので
続きは、今度のメルマガでご紹介します。
お楽しみに。

 
今日も読んで頂き
ありがとうございます。