こんにちは、
株式会社デントランス代表
歯科医師の黒飛です。
先週は、名古屋で
自費診療向上の極意セミナーで
話してきました。
自費診療を増やすにはレシピがある。
来年は開催しないかもしれないセミナーです。
是非、お越し下さい。
http://sika-seminar.com/jihi/
さて、本題です。
歯科医院はいつでも
清潔でないといけません。
その理由は主に2点でしょう。
1. 医療機関であるため
医療サービスを標榜する施設は清潔第一。
少しでも不衛生にしていると、
健康の追求どころでは
なくなってしまいます。
2. 患者満足度を高めるため
不衛生な環境を好む患者は、
まずいないでしょう。
もともと日本は、世界的に見ても
清潔感に満ちた国として知られています。
※この点は歴史的にも証明されています。
数世紀前の訪日外国人の
書き残した文章を振り返ると、
当時から日本が清潔な国家だったことを
一発で確認できます。
歯科医院には、すきのないクリーニングを
絶えず繰り返す必要があります。
黒飛はニュースレターで、
「整理整頓」をテーマに
取り上げておりますし
このブログでも、
院内の掃除やお手入れの方法を
よく取り上げております。
ところでここに、
厄介な問題が潜んでいるかもしれません。
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清掃を徹底しようとするのは
かまいませんが……
スタッフの負担増大に
無頓着ではいけません!
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コンスタントに院内の清掃をするには、
スタッフの協力が欠かせません。
「清掃が原因で、
スタッフが不満を感じて辞めたがる」
というパターンがあるようです。
掃除は、1日に何回も
発生することがあります。
また、毎日の勤務のはじめか終わりに
集中してやる必要があります。
このために、スタッフが拘束される時間が
増えてしまうという事例が多い模様です。
あるいは、休憩時間にスタッフに
掃除してもらうこともあるでしょう。
これまた、スタッフの時間が
犠牲になってしまいますから
院長のあなたがバランスを
考えてあげる必要があります。
※この点では、スタッフミーティングにも
同じ問題があります。
勤務開始前や勤務時間終了後、
そして休憩時間。
これらに合わせてミーティングを
開いてもかまいませんが、
やりすぎるとスタッフに
不満を与えてしまうのです。
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スタッフの掃除の負担を
減らすためにできること
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・第一にやるべきこととは?
それは、院内の掃除が、
スタッフにとって重荷になっていないか
よく確認することでしょう。
その上で、掃除のスケジュールを
変更するなどして
改善を試みるべきでしょう。
……しかしそれだけで
うまくいくとは限りません。
何しろ掃除は、毎日念入りに
やらないといけませんから。
掃除をする時間を大幅に省くのは
間違いでしょう。
・第二にやるべきことは?
そもそも、掃除の必要の無い素材や
道具を減らすことなどで、
汚くなる部分を減らすことです。
汚れないなら、掃除は必要ありません。
最近は掃除が極力少なく済む色や
汚れにくい材質で色々なモノが出来ています。
そういったものを活用すると良いでしょう。
・第三にやるべきことは?
スタッフの掃除をする時間と
負担を減らすために、
業者の手を借りるという手段があります。
「ダスキン」などが有名ですか
ただ、業者に依頼するなら
もちろんコストがかかってしまいますから
これもやりすぎに
気を付けないといけませんが……
(院内に、シルバー人材などを利用して
清掃スタッフを雇う歯科医院もあります)
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掃除をする業者は昔から存在しましたが
最近はだいぶ多角化しています
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企業や店舗、あるいはビル群等を
中心に活動する業者もいれば、
一般家庭の掃除サービスを
提供する業者もいます。
前者であれば、歯科医院の掃除も
引き受けてくれることは多いはずです。
また今なら、医療機関の掃除を
専門に引き受けている業者も存在します。
※特に都会であれば、
業者は選び放題でしょう。
……地方であれば選択肢は
少ないかもしれませんが。
クリーニング業者には、
大掃除のような特別な作業を
やってもらうこともできますし、
毎日のクリーニングを
代行してもらうこともできます。
今なら深夜帯等に来てもらう業者も
発見できます。
深夜や早朝にやってもらうなら、
診療時間開始までに
院内がきれいさっぱりとしますから
とても便利です。
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清掃会社を使いこなすために
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毎日の掃除を依頼する……となると
やはり報酬額が気になるところですが
予算に合わせて依頼方法を決めれば
問題はあまり起きないでしょう。
年末の大掃除だけ利用するという
歯科医院もあります。
掃除のプロに依頼すれば、
落ちにくい汚れを完全に
落としてもらうこともできます。
医院の近所に拠点を持っている
清掃会社を、数社くらい
ストックしておくのもよい案でしょう。
清潔さは、医療機関の前提です。
ここまでお読み頂き
ありがとうございました。
デントランス 歯科医師
黒飛一志