問診票で見極める患者さんの動向@歯科

問診票で見極める患者さんの動向@歯科

こんにちは、
株式会社デントランス代表
歯科医師の黒飛です。
 
 
今週は、大阪梅田で、
継続グループコンサル「G-6」が
ありました。
 
黒飛がコンサルしてきた今までの知識を
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歯科医院になってもらうコンサルティングです
 
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ご興味のある先生はご連絡くださいませ。
 
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さて、本題です。
 
 
現代の歯科医院は、
何かと忙しいものです。
 
診療時間中は当然、
患者さんへの対応を
しなくてはいけません
 
……診療時間中に
暇な時間があるということは、
むしろよくないことですから! 
 
もっともそれは、
患者さんの側も
たいして変わらないでしょう。
 
歯科医院にとって、
患者さんのキャンセルや
予約日時変更の依頼は日常茶飯事ですが、
それも結局、忙しさのなせる業ですから。
 
というわけで、
 
多忙であることが多い患者さんのために
何か医院側ができることはないだろうか? 
という観点から
 
今号のブログをお届けしたいと思います。
 
 
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患者さんのその日の都合を
確かめる方法はある? ない? 
 
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歯科医院では通常、初診の患者さんや
お久しぶりの患者さんには
まず「問診表」を
お渡しすることがほとんどでしょう。
 
時間を節約する……という意味では
問診表の記入は、患者さんから
あれこれとヒアリングする時間を
省けますし、それだけで
相当に役立っているはずです。
 
 
さて、問診票に記載する項目は
医院によって少しずつ異なるはずですが
 
「診療時間」に関する項目を
あなたの医院では設けているでしょうか?
 
診療時間については、
患者さんによって希望が異なるはずです。
 
・急いでいて、
 早めに終わらせてほしい患者さん
 
・急いでいなくて、むしろゆっくりと
 丁寧にやってほしい患者さん
 
・その日の時間のことを、
 特に何も考えていない患者さん
 
これらの区別は、
そう簡単にはできないかもしれません。
 
診療する日によって、
同じ患者さんの都合も変わるわけです。
 
前回はゆっくりと確実にいい治療を
してほしいと願っていた患者さんが
次回は「このあと用事があるから
早く終わらせてほしい」と思うことだって
じゅうぶんにあるわけです。
 
 
問診票というものは基本的に、
毎回書いて頂くものではありません。
 
したがって、患者さんが忙しそうなときは
治療に入る前にそのあたりのご希望を
聞き出すようにしてもいいでしょう。
 
 
とはいえ、毎回それをやるのも
たいへんですし、つい忘れてしまうことも
多いでしょうから
 
これはノルマのようにしなくてもいいと
思われますが! 
 
また、時間がかかりそうな治療が
予定されるときは、
前回の治療が終わったときに、
そのことを忘れずにひと言
付け加えておくことが大事でしょう。
 
 
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初回の問診票では
どんなことを書いておくと
よいでしょうか? 
 
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これはやはり、診察が終わってから
説明を受けるときに関して、
「どれくらいの時間があるのか?」
回答して頂く項目を
入れておきたいところです。
 
一つ一つの診療の時間に関しては、
そう簡単に変えられるものではありません。
 
患者さんが急いでいるらしいからといって、
むやみに治療時間を
短縮するのは間違いのもとです。
 
しかし、終わった後の
説明をする時間は別でしょう。
 
・本日はお時間はおありでしょうか? 
 
 術後に、詳細なカウンセリングをする
 時間をお取りしております。
 
といった項目を設ければ、
患者さんにとってかなり親切でしょう。
 
(もっとも初診カウンセリングを必ず
 している歯科医院はホームページに
 それを記載することで、知らせておくのは
 大事かと思います)
 
 
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開業場所で多く集まる患者さんの
タイプによっても忙しさは変動します
 
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患者さんのタイプによって、
患者さんの忙しさが変わることは真実です。
 
たとえば、現在は高齢化が
進んでいる時代として
よく知られています。
 
高齢の患者さんも医院にとっては
おなじみの存在でしょう。
 
このような患者さんが
多いところであれば、どちらかといえば
説明の時間を早めに切り上げる必要性は
高くないかもしれません。
 
しかしオフィス街に近いところで
開業しているなら? 
 
働き盛りのサラリーマンやOLが
主な患者さんとなる医院なら、
急いでほしいという患者さんが
多くなりそうです。
 
このような違いも、観察して
適度に各患者さんにかける
診療時間に反映するとよいでしょう。
 
 
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保険を希望されますか?
自費を希望されますか?
 
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この質問は、
問診票にいれないことをオススメします。
 
というのは、
患者さんは、自費診療のことをしらないので
国民皆保険制度が発達する日本では
 
多くの日本人の方が、
保険を希望するというのが普通でしょうし、
 
保険という言葉は、
印象も良いので選びやすいですよね^^;
 
 
またもっと良くないのは、
それを見た、歯科医師や歯科衛生士が
 
「この患者さんは保険希望かぁ・・・」
 
と思って、しっかりと自費診療の
コンサルティングを行わないようになるのが
大きな問題です。
 
患者さんには
基本的な情報提供をすることが
大事ですし、それに加え、
しっかりと患者教育を行う必要があります。
 
問診票一つで、院長、衛生士の
モチベーションが変わってしまっては
問題だと思います。
 
(多くの歯科医院で起こっていますが・・・)
 
 
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では問診票に何と書く?
 
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保険診療or自費診療 ではなく、
 
興味ある物にチェックをお願いします。
と書いて
 
ホワイトニング
インプラント
矯正治療
子供の矯正治療
1日でできる白い歯
 
などと書くのが正解でしょう。
 
 
問診票一つとっても、
相当売上が変わるので、
是非、実践してみて下さい。
 
 
ここまでお読み頂き
ありがとうございました。
 
 
デントランス 歯科医師
黒飛一志
 
 
P.S.
 
黒飛先生の言うことはわかる、
でも患者さんへの説明時間が取れない!
 
そういう先生は、
患者教育や説明を動画にすれば
良いのです。
 
時間ができるようになります。
 
それが
 
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