こんにちは、
株式会社デントランス代表
歯科医師の黒飛です。
今日は、札幌出張から大阪に帰還中です。
札幌、楽しいですね。
札幌では、私のライフワークである
「歯みがきで世界から虫歯をなくす会」
に参加しているどう歯科クリニックの
堂先生たちとともに、
歯科ボランティアを考えながら
将来の歯科医療の貢献生について
語りました(^^)
また、
治療説明動画撮影も行い、
さっぽろプロケア歯科クリニックで
クローズの講演をした後、
すすきので懇親会をしました。
とても充実した札幌出張となりました。
さて、本題です。
日経メディカルOnlineに
医師会員を対象に実施した
「早期リタイア VS 死ぬまで現役」
のアンケート調査結果が公表されています。
全回答者数は4,040人で、そのうち
「早期リタイア」は1,537人
「死ぬまで現役医師」は、1,834人
「この質問には答えない」は、669人
だったそうです。
全体の約38%が早期リタイアと回答
約45%が死ぬまで現役を選択しました。
さて、先生はどっちでしょうか?
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早期リタイアを選んだ理由
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50代、60代の勤務医の選択理由は
次のようなものでした。
・老害になりたくない
・最後はゆっくりしたい
・人生最後の一時期くらい
自分自身のために使ってよいのでは?
・重圧から解放されたい
同じ年代の開業医からは
・老老診察はしたくないし、
患者さんも受けたくないだろう
・今の医者と患者の関係の変化には
耐えられない
といった理由が寄せられていました。
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死ぬまで現役を選んだ理由
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勤務医の意見としては
・リタイヤしてもやることがない
・生活レベルを落としたくないと
妻に言われている
・経験を死蔵させるのは忍びない
といったものがある一方で
・人生経験が最大限活用できる職種だから
・医者の使命を果たして死にたい
・多額の国税で育てていただいた。
我が国に死ぬまで貢献したい
・尊敬する先生が生涯現役だったから
というものもあります。
開業医も
・年金が少なく、
働かなくては生活できない
・医師免許しか能力がない凡人には
他に術がない
・開業医なので引退の予定を立てられない
といった、ちょっと後ろ向きなものから
・患者さんに慕われていて辞められない。
・この仕事に就けたことを幸せに思うから
・こんな楽しいお仕事、辞めたくない
といったものまで様々です。
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多くの人の本音は?
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ここに挙げたいずれも
何となく共感できるところが
あるのではないでしょうか?
ハードな職業だけに、できれば
高齢になったらリタイアしたい
という欲求は誰しもあるでしょう。
ただ、お金や家族、後継者の問題で
そう簡単には辞められないというのが
本音ではないでしょうか。
もちろん、歯科医師としての誇りや使命
も感じていて、そう簡単に辞められない
とも思っているでしょう。
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一番の問題は人生のビジョンがないこと
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問題なのは、自分の人生の計画がない
人生のビジョンがないということです。
自分が望んで死ぬまで現役なら
何の問題もありませんが
リタイアしたらもやることがない
となると、リタイアできません。
リタイア後のお金に不安があるなら
いつまでに、いくら必要かを決めないと
いつまで経っても
必要なお金は貯まらないでしょう。
現在の収入だけでは難しければ
リタイア後も収入を得られる方法を考え
その準備を始めなければいけません。
歯科医師には定年がありませんので
リタイア時期はいつでも決められますが
それが逆に、リタイア後の計画立案を
先延ばししている原因になっています。
リタイアしたい、仕事ができなくなった
といった時になって、「どうしよう」と
悩んでも、時すでに遅し、です。
人生の計画の中に、
歯科医師としての仕事や医院経営を
どのように位置付け、
豊かな人生を過ごすために
今、何をすべきかを明確にすること
をお勧めします。
そうすることによって、
医院経営の方向性も明確になり
日々、やることも迷わずに済みます。
今、決めたからといっても
未来永劫、そうしなければいけない
ということではありません。
まずは、リタイヤ時期を仮定して
その後の人生も含めて豊かにする
計画を立ててみてください。
今日も読んで頂き
ありがとうございます。
株式会社デントランス
黒飛一志
P.S.
先日、ブログで紹介した
グループコンサル「G-6」について、
どんな内容を黒飛が話すのかを聞きたい
という質問を頂きましたので、
2018年のお盆休み前に、
ブログの読者の方に投げた
G-6、6つの秘訣のその1
『勤務医や衛生士の求人に20年間困らない方法』
をご覧ください。
https://youtu.be/Bs2aioT48qc
また続きは、情報提供しますね。