こんにちは、
株式会社デントランス代表
歯科医師の黒飛です。
今週は、春目前の札幌でした。
長い冬を越えて、先生の歯科医院は
これから暖かい春に結果を
出していきましょう。
さて、本題です。
人工血液透析の中止や非導入を
“事件”ととらえた報道がありました。
まるで、透析をしない選択肢を
提示したことが“悪”であるかのような
論調も散見されています。
その理由は、日本透析学会の
ガイドラインを逸脱するから
というのが理由のようです。
確かに、ガイドラインは
エビデンスをもとに作成されているので
尊重すべきだと思います。
歯科でも様々な学会が
多くのガイドラインを発行しています。
ですが、これらはあくまでも
ガイドラインです。
最も尊重すべきなのは
患者さんの意志であることは明らかです。
==============
患者さんが信頼する歯科医
==============
今月号の「プレジデント」に
医療ジャーナリスト、医療情報研究所代表
伊藤隼也氏が
「信頼できるかかりつけ歯科医」
を見つけるポイントとして
以下の3つを挙げています。
・これから実施する治療について
きちんと患者に説明する
・その際にX線写真やCT画像など
客観的なデータを示す
・患者が質問することに対して
誠実に答える
どれも当然のことですし
ほとんどの先生は「やっている」と
お答えになると思います。
ただ、ここで
ちょっと考えていただきたいのは
あまりにも当たり前になっていて
患者さんの身になって考えた時に
不足していることがあるのでは?
ということです。
ガイドラインと同じで
「いつも、こういう説明をしていて
特に問題がないから、大丈夫」
というようになっていないか?
ということです。
==============
いつも通りだから大丈夫?
==============
人間は習慣化の生き物です。
新しい習慣を身に付けるのは大変ですが
逆に、一度身につくと、無意識のうちに
同じ行動を取ってしまいます。
ガイドラインも、多くの場合には
そのまま取り入れても問題はないでしょう。
先生が患者さんにされる説明も
ほとんどの患者さんにはOKでしょう。
ですが、それが当たり前になり過ぎて
押し付けになっていないか?
ということです。
===================
患者さんに多くを期待していませんか?
===================
患者さんに事前に治療内容の説明をして
「わかりました」と返答があっても
本当に理解して答えているのだろうか?
と疑問に思っていませんか。
患者さんが嘘をついているのではなく
「質問するのが恥ずかしい」
「先生に聞いて良いのだろうか?」
「物分かりが悪いと思われたくない」
といった理由から「わかりました」
と答えている場合があります。
ですから、そんな時には
「大丈夫ですよ。恥ずかしがらずに
何でも聞いてくださいね。
例えば、〇〇とか、わかりましたかね?」
と言って、少し補足説明をしたりすると
患者さんも質問しやすくなります。
このようなことをするだけで
「あの先生は、よく説明してくれる」
「あの先生は、よく話を聞いてくれる」
となり、信頼が高くなります。
患者さんからの信頼が高くなれば
勧めた治療も採用してくれますし
予約の時間通りに来院してくれる
ようにもなります。
口コミもしてもらいやすくなります。
目の前の患者さんの気持ちを考えて
コミュニケーションを取っていって下さい。
今日も読んで頂き
ありがとうございます。
株式会社デントランス
黒飛一志
P.S.
グループコンサル「G-6」
6つの秘訣のその2(3分45秒)
『歯科医院経営を見える化する方法』
いつでもどこでも歯科医院の状態が
わかるようになります
↓↓↓↓↓↓
https://youtu.be/4iPwa60RDZw
※ 情報は2018年8月のものです。
また続きは、情報提供しますね。