黒飛は、あまり悲観的になりすぎる必要は無いかと考えています@歯科

黒飛は、あまり悲観的になりすぎる必要は無いかと考えています@歯科

こんにちは、
株式会社デントランス代表
歯科医師の黒飛です。
 
 
一昨日と昨日は、東京駅前で
 
・歯科投資塾
・中断・キャンセル 予防セミナー
 
を行い、関東の先生方の現状も聞きました。
 
歯科業界、大きな変化を迎えそうですね。
 
 
今日から7月ですね。
 
後半から子供の夏休みが始まります。
 
歯科医院経営のカギの一つに
小児を押さえるという点があります。
 
準備をしていきましょう。
 
 
さて、本題です。
 
今回のブログは
医院経営そのものに関する
ちょっとしたお知らせです。
 
歯科医院の経営が
たいへん難儀な作業であることは、
今ここをお読みの先生は、身をもって
痛感なさっていることでしょう。
 
黒飛も、しんどかった時期のことを
思い出すと
つい胸が締め付けられてきます。
 
歯科医院の経営が楽だった時代も
われわれの親や祖父母の時代には
あったらしいですが・・・
 
それは歯科医院数の密度が
今より低かった時代の話し。
 
その頃のような時代は、
もう二度と日本社会に
戻ってこないのかもしれません。
 
しかし、あまり悲観的になりすぎるのも
よくないのではないでしょうか。
 
 
================
 
歯科医院を取り巻く状況が過酷! 
だからといって暗くなるのも考え物!? 
 
================
 
 
日本人は自虐的な国民性を
持っていると、よくいわれます。
 
その性格が、どうしても
悲観的な考え方や発言をわれわれに
強いているのかもしれませんが。
 
それでも、ものには限度
というものがあります。
 
年がら年中、マイナス思考で
頭がいっぱいになっていると、
すべてがうまく
いかなくなってしまうものです。
 
また、院長という重大なポストに
就いているあなたが、
 
悲観的な考え方にとらわれすぎていると、
周りのスタッフたちにもネガティブな影響を
及ぼしてしまうでしょう。
 
そして、患者さんにも
その態度は伝播してしまうかもしれません。
 
たとえば、よく
「歯科医院はコンビニより多い」
といわれます。
 
歯科医院が多すぎることの根拠として
よく用いられる表現です。
 
それはあながち間違いではないため、
否定しようがないのですが。
 
実際に全国の歯科医院を集計すると、
68000軒と言われています。
 
これはコンビニの総数より
間違いなく多いのだとか。
 
ただ、それでも・・・
そこまで増えているにもかかわらず、
歯科医院の生存率は、どうでしょうか? 
低いでしょうか? 
 
この点をどうとらえるかは、
考え方しだいです。
 
 
================
 
歯科医院が実際につぶれる確率は? 
そんなにも低いのでしょうか?! 
 
================
 
 
悲観的なデータを探そうと思えば、
どんどん出てきます。
 
たとえば、昨年(平成30年)は、
歯科医院の倒産が
例年と比べて増えています! 
 
ではどれくらい増えたのでしょうか? 
年間で、23軒が
倒産しているとのことです。
 
68000軒程度あるのに、
たったの23軒しかないということは? 
 
確率でいうなら、
0.0・・・%という数字です。
 
この実態に関しては、歯科医院が
医療機関であることも無視できません。
 
医療機関というものは、法制度で
かなり大切に保護されてきました。
 
歯科を含めた医療機関は、
国民の健康を守るという役割を
背負っていますし、
 
そう簡単につぶすわけにいかない
という考え方が、国全体にあるわけです。
 
もちろん実際には赤字の医療機関が、
特に公立の病院ではけっこうあるのですが
 
その場合なら税金等を投入してでも
守ろうとする動きが持ち上がるわけです。
 
そして、ほかにも過当競争に
追い込まれている業態は
世の中にたくさんあります。
 
たとえば
飲食店はそのいい例になるでしょう。
 
そのほか、美容院・理髪店も
数が多すぎることで
悲惨な現実が生まれています。
 
これらの業界で
開業しなければならない方々と比べたら、
われわれはまだ恵まれているほうだと
考えざるを得ません。
 
※ここで1点
 補足しておかないといけません。
 23軒という数字は、あくまでも
 倒産と分類されている分量です。
 
 廃業や休業は含まれていないのです。
 
 やはり、倒産までいってしまう事態は
 多いとは言えません。
 その前に自ら経営を辞めてしまう
 ケースのほうが多いというわけです。
 
それでも、昨年の歯科医院の
廃業や休業は、
実は100軒に達していないとのことです。
 
廃業や休業に追い込まれる
飲食店や美容院等と比べたら、
明らかにスケールが小さい
という結論が出てきます。
 
 
================
 
歯科医院は、厳しくても
まだ生き残りやすい!? 
 
================
 
 
歯科医院は数がこれだけ増えても、
まだサバイバルできる条件が
残っています。
 
他の業種の、もっと厳しい世界より
恵まれているのです。
 
その点を誤解せずに、前向きに
がんばっていくこともときには
大切ではないでしょうか。
 
 
ここまでお読み頂き
ありがとうございました。
 
 
デントランス 歯科医師
黒飛一志