こんにちは、
株式会社デントランス代表
歯科医師の黒飛です。
本日は岡山の歯科医院さんで
スタッフさんに歯科医院のIT化と
訪問歯科立ち上げをお伝えします。
生産性向上は今年のテーマです。
是非、IT化・時間管理セミナーに
お越し下さい。
http://sika-seminar.com/jikan
さて、本題です。
「はじめの一歩を踏み出そう」
(世界文化社)という
以前ですが、
アマゾン「起業家関連書籍部門」の
1位の本があります。
本のタイトルからすると
自己啓発本のような感じがしますが
スモールビジネスで自由を得るために
必要なことを学ぶ本です。
著者は20年間にわたって、
スモールビジネスを対象に
経営コンサルティング活動を行ってきた
マイケル・E・ガーバーという人物です。
院長先生も本屋などで見かけたことが
あるかもしれません。
私たちは、普段、あまり意識しませんが
実は、私たち歯科医院経営者も
スモールビジネスの起業家です。
その本の中には、こんな記載があります。
「長期的なビジョンをもっていることこそが
起業家的な経営の方法なんだ」
「一流企業は名もない会社であったころから
一流企業のような経営をしていたからこそ
一流企業になれたのである」
「(一流企業は)
スモールビジネスのころから
成熟期の企業のような方法で
経営されていた」
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一流企業のような経営に必要なこととは?
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歯科医院経営改善のプロである
(株)マージングポイントの
田中道昭氏によると
私たち歯科医院と一流企業経営との違いは
様々ありますが、見逃せないのは
「組織戦略」だそうです。
「組織戦略」という言葉を聞いても
なかなかピンときませんが
田中氏によると
「組織戦略」の基本的な3大ツールは
組織図、職務表そしてマニュアル
だそうです。
数名のスタッフしかいないのに
組織図なんて必要あるのかと思いがちですが
これが意外と効果があります。
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医院の組織図と職務表を作りましょう
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まず、組織図ですが院長をトップとして
診療部門と非診療部門(事務部門)に分けます。
そして、診療部門には
医師、技工士、衛生士、助手を
事務部門には
受付、庶務、助手などを配置します。
基本的な構成はこれで十分です。
次に、職務表です。
これは、各職務の職務内容や権限・責任を
記載します。
これらを記入するにあたっては
現在の医院の仕事の流れを思い浮かべて
どの部門がやる内容なのかを考えれば
書くことは難しくないでしょう。
そして、最後に、スタッフの名前を
組織図と職務表に入れてください。
少人数のスタッフの医院の場合
一人のスタッフが複数の業務を
兼務することになるでしょう。
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人ベース(個人事業)から
仕事ベース(組織)へ
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組織図と職務表を作ると
「Aさんが、あれもこれもやっている」
クリニックから、
「人事総務と財務経理は
Aさんが担当している」クリニック
に変身します。
1人のスタッフが
いくつもの職務を兼任していても、
明確な仕組みが不在で
属人的に仕事をやっているのと、
仕事の役割分担が仕組みとして
決まっているなかで仕事を
やっているのでは大きな違いがあります。
スタッフも組織図や職務表の中に
自分の名前を見ると
気が引き締まる思いがすると思います。
その他にも色々な気づきがありますから
ぜひ、簡単でも良いので
組織図と職務表を作ってみてください。
今日も読んで頂き
ありがとうございます。
歯科医師
黒飛一志
P.S.
この記事は田中道昭著書
「歯科医院経営改善プログラム」
クインテッセンス出版
を参考にしました。