こんにちは、
株式会社デントランス代表
歯科医師の黒飛です。
今日は、金曜日ですね。
お元気でいらっしゃいますでしょうか。
私は普段
あまりテレビを見ないのですが
芸能界や政界の不祥事に関する
ニュースが毎日のように
報道されていますね。
センセーショナルな話題で
大衆の興味を引くという
マスコミの報道の仕方にも
問題はあると思いますが多くの人が
注目していることは事実です。
そして、ほんの些細なことでも
不祥事として注目が集まると
全てが怪しく感じてしまいます。
「この人はもっと他にも
悪いことをしているのではないか?」
「これは会社ぐるみで
隠蔽しているのではないか?」
というように思われてしまいます。
明確に法律違反をしていなくても
何かグレーなものがあるように感じると
全ての言動や行動が怪しく思えます。
極端な話、どこかのクリニックで
診療報酬不正請求があった
という報道がされるだけで
「あのクリニックも同じように
不正請求しているかもしれない」
「あの先生も
私たちの知らないところで何か
法に反したことをしているのかも」
と疑われてしまいます。
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なぜ、これほど注目を浴びるのか?
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もちろん、ほとんどの医院では
そのような不正請求はしていません。
ですが、今の世の中
芸能界や政界だけでなく
有名な大企業までもが
コンプライアンスに違反したという
報道がなされているため
皆が懐疑的になっています。
コンプライアンスというのは
「法令遵守」という意味ですが
このコンプライアンスという言葉には
「国が定めた法律を守る」
という意味だけではなく
社会倫理を守る
企業が自ら定めたルールに則る
という意味もあります。
コンプライアンスという言葉が
これだけ問題になった背景には
ルールを守らない人が多くなってきた
ということです。
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ルールが守れなくなった理由
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ルールを守らない人が多くなった
という背景には、実は
ルールを守る・守らないということの前に
ルールそのものが明確になっていない
ということもあります。
元々、日本は欧米と違って
契約書の文化が薄く
「暗黙の了解」というものがあります。
多くの人の生活や価値観などが同じなら
「暗黙の了解」でも誤解は生じません。
ですが、現代のように
人々の生活様式や価値観・信念が
多様化してくると
ある人にとっては常識的なことも
ある人にとっては非常識になっています。
時間ギリギリに来院しても
平気な患者さんもいるし
予約時間の数分前には
来院してくれる患者さんもいます。
もちろん、クリニックのスタッフにも
同じようなことが言えるでしょう。
先生と価値観や考え方が違うので
摩擦を生じることもあります。
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コンプライアンスのために
歯科医院でやるべきこととは
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もし、院内でルールが守られていない
と感じたら、一度スタッフと
ルールの認識合わせをしてください。
聞いてみると、意外と
認識にズレがあることが
わかることがあります。
そういう場合には
院内ミーティングなどの場で
スタッフ全員の認識を合わせて
それを文書化することをお勧めします。
そうして、時々それを
全員で確認し合うと良いでしょう。
「そんな事は言わなくても
みんな分かっている」
と思うことこそ
認識がずれている可能性があります。
文章にして、全員がその意味を
理解していればコンプライアンスに
反するような問題が起きることは
ありません。
また、そのような対策をしていることを
患者さんに知ってもらえれば
どこかの歯科医院で不祥事があっても
「あそこの医院は大丈夫だ」
と思ってもらえます。
「ただでさえ忙しいのに
なぜ、今更、当たり前のことを
確認しなければならないんだ」
と思われるでしょうが
こういった活動が、万一の出来事を
防止してクリニックを長く繁栄させる
ために必要となります。
ぜひ、万一に備えてください。
今日も最後までご覧くださり
ありがとうございました。
デントランス 歯科医師
黒飛一志
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