スタッフを「人」として認めていますか?

スタッフを「人」として認めていますか?

こんにちは、
株式会社デントランス代表
歯科医師の黒飛です。
 
  
マズローの5段階欲求の一つに
「承認欲求」があるというのを
聞いたことがあると思います。
 
そして、ほとんどの先生が
スタッフを「認めている」
と思っています。
 
実際にその通りなのでしょう。
 
スタッフに声を掛けたり
褒めたりしている先生も
いらっしゃいます。
 
ですが一方で、スタッフからは
こんな声を聞くことがあります。
 
・今までまともに褒められたことがない
 
・まともに目を見て
 挨拶をされたことがない
 
・自分の代わりなんていくらでもいる
 と思っているはずだ
 
これは一例ですが、先生も時々
どうして自分の想いが伝わらないのか?
と不思議に思ったことが
あるのでしょう。
 
 
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「承認」の意味とは?
 
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「承認欲求」の承認には、
「認めること」という意味以外にも
次のような意味があるそうです。
 
「『受けとった』という言明」
「感謝」「礼状」「あいさつ」
 
また、承認の語源には
「相手の存在に気づいていることを伝える」
という意味があるそうです。
 
つまり、
褒めることや感謝を伝えるだけでなく
「事実を事実として認める」ことが重要です。
 
そして、多くの先生は「成果を認める」ことは
やられていますが、「その他の事実」を
認めることが足りていないようです。
 
これは、
仕事の成果は目で見ることができるので
当然と言えば当然です。
 
また、褒める対象や目標が明らかですから
褒めやすいということもあるでしょう。
 
でも、よく見ると。
この「成果」以外にも
承認すべき「事実」があります。
 
 
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スタッフの「承認欲求」を満たす
4種類の承認
 
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コーチングでは、
4つの種類の承認があると言われています。
 
 
●成果承認
 
何か成果を出した際に、
目標を達成したことを認める承認です。
 
これは誰の目から見ても
達成したかどうかが明らかですし
 
目標を達成したことが「褒める理由」
になりますから褒めやすいです。
 
 
●存在承認
 
その人「そのもの」の存在に対して
承認を与えることです。
 
どんな人であれ、そこに存在しているのは
明らかに「事実」です。
 
これは当たり前のことだけに
なかなか褒めることができません。
 
ですが、特に成果に関係なく
「ウチの医院で働いてくれて
ありがとう」ということは
できるでしょう。
 
それは、毎日、いう必要はありません。
 
スタッフの誕生日のお祝いとか
年末年始などのタイミングで伝えるのも
良いでしょう。
 
 
●行動承認
 
スタッフの行動や、行動の変化を
よく観察して見逃さず、
もしかしたら本人さえも気づいていない
行動を指摘することです。
 
例えば、指示しないのに整理整頓をしたり
高齢の患者さんのサポートをしたり
といったことがあるでしょう。
 
それ以外にも、自主的に技術や接客などの
勉強をすることなどもあるでしょう。
 
そして、その行動を褒めるのではなく
「事実として認める」だけで良いです。
 
もちろん、良くない行動は
注意しないといけませんが
良い行動を褒める必要はなく
単に事実として認めるだけで良いです。
 
そうすれば、スタッフは先生に
「認められている」と感じます。
 
 
●成長承認
 
人が目標達成を目指す上で、
現状どこにいるかをフィードバックする
ことです。
 
スタッフがクリーニングの技術を
向上させたいと頑張っていたら
少し上手になったら、それを認め
更に上を目指すアドバイスをする
というようなことです。
 
ここでも、無理に褒める必要はありません。
 
事実として、以前より上手になったら
そう言うだけでOKです。
 
もちろん、自然に出てくる褒め言葉は
言っても構いません。
 
 
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目に見える「モノやコト」以外に
「ヒト」も認めましょう
 
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スタッフも進捗や結果を確認したり、
意識づけしたりすることの大切さは
理解しています。
 
ですが、日々の活動やその人自身を
先生に認めてもらっているかどうか
分からない状況で、
 
仕事の進捗や成果の確認ばかりの
会話が繰り返されると、
不安や不信感を感じてしまいます。
 
時には、
「モノやコト」ばかりを
評価するのではなく、
 
「ヒト」として認めることも
必要ではないでしょうか。
 
大切なスタッフだからこそ、
先生が何を見るかで
大きく変わってきます。
 
 
今日も読んで頂き
ありがとうございます。
 
 
株式会社デントランス
黒飛一志
 
 
PS
 
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今日書いたような心理学は
長期的に安定した歯科医院経営を行うために
理解するととても便利です。
 
心理学を使うことで
スタッフが先生を応援してくれるように
なったりもします。
 
黒飛がアメリカ、オーストラリアで
学んできた、心理学NLPを利用して
先生の歯科医院の安定化を伝える、
 
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