歯科医院スタッフのコトバづかい

歯科医院スタッフのコトバづかい

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こんにちは、
歯科医師の黒飛です。

あなたの医院にも若いスタッフがいますよね?

そんなスタッフと休憩時間や雑談時に
流行りコトバでしゃべられると
ジェネレーション・ギャップを感じたりします。

テレビなどの影響もあり、
そんなコトバを使っていても
あまり気にとめないのではないでしょうか?

ですが、歯科医院では要注意です!

間違っても、患者さんの前で
変な癖のコトバで話していると
「教育が行き届いていない」と思われてしまいます。

スタッフのコトバづかい一つで
医院のイメージが変わります

そこで今回は、
よくあるコトバづかいの間違いについて
お伝えしようと思います。

ぜひ、仕事中のスタッフの会話にも
耳を傾けて、チェックして下さい。

よくある間違い<その1>
語尾に無意味に「ね」をつける

医療機関での話し方の特徴的なものに、
語尾に「ね」を付ける話し方があります。

「お口を開けて下さいね」という「ね」です

優しさを出すために使われているのだと
思いますが、患者さんによっては、
幼児扱いされたと感じる方が多いようです。

相手を見ることとトーンを気をつけましょう。

よくある間違い<その2>
語尾を伸ばす

若い人に多いようですが
「失礼しまぁ~す」などと語尾を
伸ばして話すことです。

小学生の語尾伸ばしは
かわいらしく感じますが
白衣姿の語尾伸ばしは感心しません。

TVドラマなどでは
オシャレな企業のオフィスのシーンでも
見受けられますが

信用と信頼が大事な歯科医院では
控えたいものです。

よくある間違い<その3>
あいまいなコトバを使う

「~みたい」「~っぽい」「~らしい」
といったコトバです。

このような、あいまいコトバも
医療機関には相応しくありません。

信頼感が損なわれます。

例えば、

「奥歯の付け根辺りが、少し赤っぽくなって
腫れているようですね」

などと言われたら、患者さんの立場だと
「ちゃんと見ろよ!」
「だからどうするんだ!」
という事になってしまいます。

多少曖昧なことも、はっきりと断定すると
患者さんは安心します。

よくある間違い<その4>
会話のはじめにつける口癖がある

「あの」「その」「え~」などというのは
あまり気にならないかもしれませんが

「いや」「っていうか」「だから」などが
頻繁に出てくることがあります。

患者さんから症状の話を聞いて

「いや。●●はですね、、、」なんて言うと
患者さんは、自分の症状を否定されたように
感じて不快になります。

この場合、
「いや。」は全く用をなさないばかりか
その一言で患者さんからの信頼を
なくすことになりますので注意したいものです。

よくある間違い<その5>
自分が話した後に、自分で相槌を打つ

「これで治療は終わりました。…はい。」
みたいなコトバづかいです。

本人は確認しているのかもしれませんが
患者さんからすれば、自分の言葉を遮られ
勝手に自己完結されたようで、疎外感を感じます。

つまり、会話にならないということです。

院内の会話をチェックしましょう

ついつい、普段の口癖が出てくることはあります。

ですが、
その場ですぐにスタッフに注意すれば
しっかり教育しているという印象を与えられます。

最近では、若いスタッフに気を遣いすぎて
特に注意をしない先生もいるようですが

患者さんはしっかり見ていますので
気をつけたいものです。

今日も読んで頂き
ありがとうございます。

歯科医師 黒飛

P.S.

今回の話は
「院内での正しいマナーとコトバづかい」という本からです。
よろしければ、読んでみてください。