こんにちは、
歯科医師の黒飛です。
今日は、私が定期的に読み返している本
D・カーネギーの「人を動かす」の内容を
歯科風にアレンジしたメルマガをお届けします。
問題があるスタッフにも五分の理を認める
人間はたとえ自分がどんなに間違っていても
決して自分が悪いとは思いたがらないものです。
ですから、スタッフの問題点を指摘したり
あら探しをしても、何の役にも立ちません。
相手はすぐさま防御体制をしいて、
なんとか自分を正当化しようとします。
つまり、言い訳、他人のせいにするということです。
そして自尊心を傷つけられたスタッフは、
反抗を起こして、あなたの指示を無視したり
悪口を言いふらしたりすることになります。
およそ人を扱う場合には、
相手を論理の動物だと思ってはいけません。
相手は感情の動物であり、しかも偏見に満ち
自尊心と虚栄心によって行動するのです。
ですから、スタッフを非難するのではなく
理解するように努めて下さい。
理解できなくても良いのです。
そのように努めることが伝われば
少なくともスタッフは反抗したりしないはずです。
スタッフに重要感を持たせる
人を動かす秘訣は
自ら動きたくなる気持ちを起こさせることです。
そして、自ら動きたくなるようにするには、
相手の欲しがっているものを与えるのが唯一の方法です。
衣食住が満たされた現代では、
人間の持つもっとも根強い欲求は、
「重要人物であろうとする欲求」です。
ですから、あなたのスタッフの長所を褒め、
その長所を伸ばすことを期待していることを伝えるのです。
どんなスタッフにも、必ず何らかの長所があります。
それを見つけて褒めて下さい。
決して、短所を批判してはいけません。
スタッフの立場に身を置く
スタッフに重要感を持たせるにしても
スタッフ自身が思っていることと
一致しなければ何の役にも立ちません。
例えば、人見知りの激しい歯科衛生士が
いるとします。
彼女は患者さんから冷たいスタッフだと
思われており、自分でも向いていないと
思っています。
ですが、その優しくおとなしい性格は
子供の患者さんにはとても人気があります。
だったら、彼女には
子供専門の役割を与えてはどうでしょうか?
それが彼女の望むことだったら
彼女は自ら行動して、優秀なスタッフになるかもしれません。
これらは言葉で言えば簡単ですが
実は、かなり根気のいる作業になります。
片手間でできることではありません。
ですが、あなたのスタッフに
活き活きと働いてもらうようにすることは
あなたの大切な仕事です。
一旦、あなたと信頼関係が構築されて
自ら行動できるようになったら
あなたがいちいち指図せずに済むようになります。
歯科医院経営も格段に楽になります。
ぜひ、取り組んでみて下さい。
今日も読んで頂き
ありがとうございます。
デントランス
黒飛一志
PS プロモーション動画制作は
患者さんともスタッフとも信頼関係を
作るきっかけになっています。