「多忙」は無価値?!@歯科

「多忙」は無価値?!@歯科

こんにちは、
株式会社デントランス代表
歯科医師の黒飛です。
 
 
本日は、土曜日。
患者さんの多い日ですね。
 
昼休みもないくらいの歯科医院も
多いと思いますが、
 
昨日、電話コンサルで相談にのった
北海道の先生には、
昼休みの時間を30分短くするアドバイスを
しました。
 
そうすることで、終了時間を30分
早くできて、衛生士の定着につながる。
 
昼休みが忙しいくらいの方が
充実するかも知れませんね。
  
 
さて明日は、横浜デンタルショーに
参加します。
 
以前、勉強させて頂いた
康本先生が開かれる新年会に
参加します。
 
歯科業界が良い年になるように
頑張りたいと思います。
 
明日、明後日お時間のある先生は
黒飛に声をかけて下さいね。
 
https://www.facebook.com/kurotobi
 
 
さて、本題です。
 
 
これを読んでいただいている院長先生は
家族のため、スタッフのため
そして何よりも患者様のため
日々頑張っておられることと思います。
 
それでも、幸せに、満足した人生を
送られているのなら、何も問題はありません。
 
ですが、毎日忙しく頑張っているのに
思うような成果が上がらずに
悩んでいらっしゃる先生もおられます。
 
そんな院長先生のために、今日は、
少しばかり耳障りなことをお伝えします。
 
「若輩者が偉そうに」と
思われるかもしれませんが
 
自戒を込めてお伝えいたしますので
最後までおつき合いいただけると幸いです。
 
 
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「忙しい」中毒になっていませんか?
 
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たまに、あるいは適度に
「忙しい」のはいいことです。
 
でも、「忙しい」が日常になり、
四六時中「忙しい」状態に陥ると、
次から次へと目まぐるしく、
ゆっくりする間もなくなります。
 
ここに非常に現実的な問題が生じます。
 
それは、「忙しさ」の渦中にいると、
自分で「忙しい」自分に酔ってしまう、
という問題です。
 
「忙しく」なっていることを、
目的に向かって集中し邁進している状態と
勘違いしてしまうのです。
 
でも実際には、目標に向かう道の途中で
足踏みをしている場合がほとんどです。
 
脇道にそれて、行ったり戻ったり
最悪の場合、目標からどんどん離れていく
ということもありえます。
 
そうなると、一日中働きまくっても、
一日の終わりに手にする結果は
ほとんどないという悪循環に陥ります。
 
ですが、当の本人は
「忙しい」中毒になっていますので
それには全く気付かないところが問題なのです。
 
 
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「忙しい」が日常になった時にすべきこと
 
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そういう状態に陥ったときに、
最初になすべきことは、
 
「本当にする必要があること」と
「まったくする必要のないこと」を
区別することです。
 
一旦立ち止まって、地図を広げ、
自分の位置を確認します。
 
そして、目標に到達するために
する必要のあるもの「だけ」を
選定します。
 
もし、院長先生の目標が
家族・スタッフや患者さまを幸せにすること
だったとすると、今、やっていることが
どれだけ大切でしょうか?
 
もちろん、歯科医院の経営では
やるべきことが山のようにあります。
 
私は、それらを止めるべきだと
言っているのではありません。
 
私が申し上げたいのは、
 
「それらを全て
 院長先生がやる必要があるのか?」
 
ということです。
 
例えば、ご家族との時間を増やしたいなら
院長先生がやっている仕事の一部を
スタッフができるように工夫できませんか?
 
人生を豊かにするために
趣味の時間が必要なら
まずは、その時間を確保しましょう。
 
そして、
残りの時間でやるべきことを洗い出します。
 
それらについて、他人にやってもらえること
やらなくていいことはありませんか。
 
もし、それらが無いのなら
まずは、その仕事を他人に依頼できるように
スタッフを教育したり、人を雇ったり、
外注することを考えるべきです。
 
そうしないと、いつまでたっても
院長先生の人生は豊かになりません。
 
 
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本当に重要なことは何ですか?
 
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毎日忙しくしていると
歯科医院経営の中で、そして私生活において、
本当に重要なことを見失いがちです。
 
ある経営者は、
年に一度、ホテルに缶詰になって
自分の事業や人生で大切なことを考え
その後の1年間の行動目標を作るそうです。
 
そして、1年間はその行動目標に集中し
その目標を達成します。
 
私たちには
「忙しいことはいいことだ」という
変な思い込みが刷り込まれています。
 
目標と、それを達成するための行動が
明確になっている場合には、
それで良いでしょう。
 
ですが、目標も、本当にすべきことも
曖昧のまま、ただ忙しくしているだけでは
人生を犠牲にしてしまいます。
 
一度、時間を確保して、院長先生にとって
重要なことを書き出してみてください。
 
そして、その重要事項リストを読み返し、
「これがなくても生きていける」
という項目は削除してください。
 
本当に重要な項目だけに絞り、
片手で数えられるくらいの数になるまで
がんばってみてください。
 
きっと、今まで時間はかかっていたけれども
重要ではなかったことに気づかれると思います。
 
その重要なものに集中して取り組めば
院長先生の人生は素晴らしいものに
なると確信しています。
 
 
今日も読んで頂き
ありがとうございます。
 
 
株式会社デントランス 
黒飛一志
 
 
P.S.
 
歯科医院の場合、大事なのは
院長のライフプランを作ることと
歯科医院の理念を作ることです。
 
ライフプラン作成に興味がある先生は
お問合せ下さい。
 
http://dental-lifeplan.com