デントランス
歯科医師の黒飛です。
本日は、大阪は雨です。
全国的に雨でしょうか。
こういう日はキャンセルが増えて困る!
と思われる先生もいらっしゃると思いますが
逆にこういう日に通ってくれるような
良い患者さんに囲まれたいですね。
さて、本題です。
忙しい時期になると、
神経を使うせいなのか・・・
来月ですが、年度の変わり目など、
世の中が忙しくなると決まって
う蝕の痛みを訴える方が増えるように
思いますが・・・気のせいでしょうか。
こんな時があるからこそ、
普段から定期健診を受診したほうが
いいと思うのですが、
患者さんはなかなか、
予防にお金を使わないものです。
実際、不思議なもので・・・
治すことに関してはいくらでも
お金を使うとも言われています。
(もちろん個人差はあるでしょうが)
現在多くの歯科医院が抱える課題に
患者さんの定期健診数を増やすことが
あると思いますので、
今日はそれに関するお話をひとつ
紹介します。
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定期健診を勧める理由が重要
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例えば、う蝕の治療が済んだ患者さんに対し
「3ヶ月後に定期健診をやりましょう」
と伝えたとしても、
その患者さんの頭に「?」が
出てきてしまうことは
想像に難くありません。
治療が終わったのに、
なぜ定期検診なんだろう・・・
と思ってしまうのが普通でしょう。
基本的に患者さんは歯科医院には
通いたくないものです。
今回、う蝕の治療をしに来院したのも
う蝕が痛むから仕方なく、という理由が
正直なところでしょうから、
定期健診を促すためには、
この理由に対してきちんと向き合う
必要があります。
つまり、
「必要だから」歯科医院に通う
ということです。
ですから、定期検診を勧める場合も、
この理由が重要となります。
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歯が健康な状態で得られるモノを
伝えてあげる
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恐らく、あなたも経験があるかも
しれませんが、
定期健診に通っている患者さんに
なぜ定期健診に通っているのかを
聞くと、
「う蝕で痛い思いをしなくて済む」
「歯石取りをしてくれ安心」
「歯周病のチェックもしてくれる」
「口臭を気にしなくて済む」
「虫歯で歯医者さんに使うお金が減る」
などという理由が出てくると思います。
まず大切なのは、定期健診に通うことで
患者さんにどんないいことがあるのかを
伝えることです。
行く理由を作ってあげる、
通う理由に気づかせてあげる、
ということですね。
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最も大切なことは信頼関係!
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ちなみに、定期検診で得られるもの
というのは、定期健診を受けないことで
失うかもしれないものでもあります。
人は何かを得るよりも失うことに
恐怖を感じるといいますから、
定期健診をしない結果、
失うことを伝えてあげるのも
一つの方法であるかもしれません。
しかし、
なにより大事なことは、
患者さんのことをよく理解し、
患者さんの事を考えた提案を
することです。
信頼関係を生み出すことが
できれば、
「この先生が勧めるなら」と
大体の患者さんは定期健診に
通う気になると思います。
たとえば、ある患者さんは
定期的に海外出張で飛行機に乗るなら、
「飛行機の中で虫歯が痛まぬよう、
海外出張の前には定期健診しておくと
いいかもしれません」
・・・のような、
まさにコミュニケーションができている
からこその提案をすることで、
この患者さんに定期健診をしてもらうことは
可能になるかもしれません。
こういった話ができる信頼関係を
いかにして普段から作っておくか、
コレがとても大事ということですね。
信頼関係ありきであれば、
冒頭で紹介した「定期検診をやりましょう」
という言葉だけでも、予約を入れる
患者さんはきっといるでしょう。
定期健診を増やすなら、
*必要な理由を伝えること
*信頼関係をつくること
これらを意識してみると、
いいかもしれませんね。
デントランス
黒飛一志
PS
定期健診を増やすこと
つまり、中断を減らすことは
実は仕組み化できるのです。
定期健診を増やしませんか?
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