診療カードにシールを貼るだけでリピートが増える?

診療カードにシールを貼るだけでリピートが増える?

From: デントランス 松田
@新宿オフィス

何事も継続が大切ですが、
このメールマガジンも毎週お送りして行くと
何を送ろうか迷うときがあります。

固い話ばかりでもな・・・

お昼休憩時にサラッと読めるものが
院長先生にとっていいだろうな・・・

など色々考えると、
迷走していきます。

なので、ときどき友人と
会うと挨拶もそこそこに、、、

「最近歯科医院行ってない?
 変わったこと無かった?」

と質問を投げています。

大抵特にない、
で終わるのですが、
この前、面白い話が聞けたので、
先生にシェアします。

診療カードに貼られた1枚のシール

友人が見せてくれた診療カードには
一枚のシールが貼られていました。

見るとシールには、
「VIP」と印刷されています。

彼は3年前に親知らず4本の抜歯と
う蝕の治療でこの歯科医院に通い、

以来3ヶ月に一度、予防のために
定期健診に通っています。

一度も休むことなく通い続けている
ようですので、

21の予約が書ける診療カードは
今年の12月1日分で埋まってしまい・・・

そしてVIPのシールが貼られたようです

気づいたら貼られていた!

実は彼がこのVIPシールに気づいたのは
私と話をしていた時でしたので、

診療カードを返してもらう時は、
受付スタッフも歯科衛生士も、

誰もVIPになりました!などとは
話していなかったそうです。

何も言わずに予約の書き込みでいっぱいに
なった診療カードにVIPが貼られている・・・

彼は、きっと何かあるに違いない!
と期待が膨らみ、

次回検診日である3ヶ月後が楽しみで
仕方がないようです。

これまでも紹介でプレゼントが!

なぜ期待するかというと、
彼が言うにコレまでもこの歯科医院は

たとえば同僚を紹介すると
次回来院時に歯ブラシセットをくれたり、

歯医者さんが推薦するチョコレートを
プレゼントしてくれたり、

そういうことについてはきっちりと
やられていたとのこと。

それだけに、

「VIPなんて・・・どんなスゴイことが?」

と彼は思ってしまっているわけです。

潜在意識に染み込んだブランド

まだ何もプレゼントがあるなんて
話されてもいないのに、

彼の期待感は半端ではないほどです。

実はこれ、脳科学の世界では
「フレーミング効果」といいます。

無意識下で、
この歯科医院は期待に応えてくれる、
というブランドができ上がっているので、

VIPというシールを見ただけで、
期待感が膨らむ、というわけです。

ですから院長先生の歯科医院でももし、
なにか取り組んでいることがある場合、

たとえばそれを全スタッフが統一感を持ち、
やり続けるよう工夫するだけで、

思わぬフレーミング効果が
生まれるかもしれませんね。

それにしても、通いたくて検診日が
待ち遠しくなる歯科医院とは・・・

スゴイですね。

デントランス
松田航

 

PS
スタッフは教育で良いスタッフに変わる?
残念・・・それは間違いです。なぜなら、
人の本質は変わらないからです。

スタッフの質は採用段階で8割決まります。
その極意とはいったい・・・?↓↓
歯科医院リクルートの極意